作成したコンテンツを公開する時に必ず必要となるサーバ、ほとんどはレンタルサーバを利用しているかと思います。レンタルサーバには色々なタイプもあり料金も様々です。そこで、タイプ別の特徴をまとめてみました。
ハードからまとめて借りるタイプ
ハードウェアごとレンタルするタイプです。サービス名に「専用サーバ」とついている事が多いです。または自分で購入したハードを預けて保守管理を委託する「ハウジング」というサービスもあります。
メリット
- 性能が高い
ハードウェアを占有しているため、ハードウェアの性能をほぼ全て利用できます。 - 他環境の影響を受けない
動いているのは自分で作成したコンテンツのみなので、他人のコンテンツの影響を受けません。 - 多数のドメインを稼働できる
サーバの限界=OS,ハードの限界 なので静的ページがメインのコンテンツならかなりの数を稼働稼働させてもスローダウン等の問題になりません。
デメリット
- 高額
ハードの費用をすべて負担するため、月額費用が高額になりがちです。ハウジングを利用すれば月額費用はある程度抑えられますが初期費用が高額となるためあまり大差はありません。
仮想環境タイプ
ハードウェア上で複数のOSを稼働させ、1つのハードを複数の契約者で共有するタイプです。サービス名にVPS、クラウド、仮想サーバという文字がついている事が多いです。Amazon AWSもこのタイプです。
「仮想化モニタ」とは1台のハードで複数OSを同時に動作させるためのソフトウェアです。
メリット
- 価格が安い
1台のハードを共有しているため、占有サーバにくらべて価格が安くなります。サービスによっていは占有の1/10くらいのものまであります。 - 占有環境と同じ環境が作れる
ハードを共有しているものの、OSは各ユーザ個別に動作しているため管理方法は占有サーバと変わらず、設定自体も比較的自由に行えます。
デメリット
- カタログスペックから実際のスペックがかわりずらい
仮想化をしている関係上、「CPU xxx相当」とカタログに書かれてしまいますが、では「実際これ本物のハードだとどれと同じ性能がでるの?」というのがわかりません。
他ユーザの利用状況で性能が変わる設定になっている環境もあるため、実際稼働させてみなとわからない時ももあります。 - リソース制限がある
1台のハードを共有しているため、1人のユーザがハードを占有してしまわないよう各ユーザの環境は同時に稼働できるプログラム数などを制限されているます。
占有とくらべて価格が1/10くらいのサーバは、使えるリソースも1/10くらいになっているのが普通です。この価格帯だと、同時に稼働できるサイトはかなり制限されます。
まとめ
結局、どちらがいいかとなると
- サーバの限界くらいまでサイトを詰め込んで稼働したい。メール等負荷の高いサービスを動かしたい
- 稼働しているサイト数が1ケタくらい。あまり負荷の高いサイトはない
→占有サーバ
→仮想サーバ
という使い分けをすれば、費用対効果もあがるのではないかと考えてます。