ホームページを作って終わり。そう思ってしまいがちですが、実はホームページは常に最新の状態で維持しておかなければ、数年後に困った事態に陥ってしまうことが多々あります。
例えば実際にあった話ですが、数年間、大量にブログを書いてきたホームページをリニューアルする際、今残しているブログをそのまま新しいサイトに設置したいと思いますよね。
しかし、そのホームページに使われているさまざまな機能が、何もバージョンアップされていない状態で数年間たってしまったために、もう新しいホームページに移行したりブログをダウンロードしたりすることができなくなってしまったケースがあります。
ブログを新しいホームページに移行しようとした場合、手作業となるため膨大な作業時間を要してしまい、製作費がとんでもない金額になってしまいました。
これは一例ですが、ホームページの保守というのは、そういった数年後を見越した場合も非常に重要ということになるのです。
では、具体的にどのようなことをして、どの程度大切なのか順番にご紹介していきましょう。
数ヶ月単位や数年単位、随時更新が必要なものがある
(ドメイン・サーバー)
ドメインとはホームページURLを決める際に契約するものですが、サーバーとはホームページをおいておく場所を意味します。
誰もがアクセスできる場所にホームページをおかなければ、誰にも見られないため、その場所を借りるというイメージです。
これらは、数ヶ月単位もしくは数年での更新が必要となっており、更新を忘れるとせっかく作ったホームページがなくなってしまう可能性もあります。
確実に更新をする必要があります。
(SSLサーバー証明書の更新)
SSLサーバー証明とは、ホームページ運営者が実際に存在し、通信を暗号化するという証明であり、それを取得していないと訪問者にアラートが出るなど、信頼性を著しく損なう可能性のあるものです。
これも、更新の必要があるため更新を忘れないことが重要です。
(CMSの管理・バージョン維持)
先程冒頭でお伝えした、実際にあった話のブログを新しいホームページにもってこれなかった理由は、このCMSがかなり古いバージョンのままであったことで起こったことです。
CMSというシステムは常に最新の状態に保つことで、ウイルスの侵入を防いだりSEO順位を維持できるなど、非常に重要な役割を持っていますが、かなりの頻度でバージョンアップの必要があります。
サイト保守は最新の状態に保つための重要な作業だった
ホームページを持ったら終わりではなく、保守の必要性は一言でいうと、最新の状態に保っておく必要があるためにさまざまな作業がある。ということになります。
もちろん、知識があれば自社で保守を行うことも可能です。
もし知識がなく、必要性がわからないということであれば、ホームページを最新の状態に保つということがどういうことか考え、その必要の有無を判断されることをおすすめします。
最新でないホームページには、SEOで上位表示されにくいだけでなく、訪問者の情報などの安全性や、自社のホームページを改ざんされるなど、さまざまなリスクが潜んでいます。
また、もしブログをたくさん書こうと考えていて、リニューアルの予定もないから大丈夫と感じていても、例えばスマートフォンが普及することで利用者の大半がスマホサイトを見るような時代がくるなど、想像もできないリニューアルの必要性が出てくることがあるため、常に何が起こっても、新しい環境に移行できるようにすることは重要かと思われます。
つまり、サイト保守の最新の状態に保つという作業は、ホームページにとって非常に重要な作業であることを知っておく必要があることになります。
ホームページを作るだけでもお金がかかるのに、毎月の保守にもお金がかかるなんて、なんだかもったいないですよね。
その場合は、自社で保守をしていくノウハウを持っておくことをおすすめします。
もしくは、必要最低限の保守費用だけを支払い、最新の状態を維持できるようなサービスや、そういったサービスを提供してくれるホームページ制作会社を探すこともポイントになってきますので、ホームページを作る際の選択肢のひとつとして持っておくのも良いですよね。