WEB広告で結果が出るための運用をするための秘訣 - 神戸ホームページ制作センター

WEB広告で結果が出るための運用をするための秘訣

WEB広告のインハウス化がすすんでいますね。実際にインハウスにして上がっているお声は「外注の方が良かった」「意外とやることが多い」などマイナスイメージのものも多くあります。

しかし、その中身を紐解いていくと、インハウスでWEB広告運用として雇用したものの、WEB広告運用以外の業務も複数担当させていた。というものが多くあります。

実は、WEB広告管理というものは莫大な時間がかかるものです。

気をつけたいことは、WEB広告運用だけで雇うのはもったいないと感じ、さまざまな業務を依頼して、一番時間をかけてほしいWEB広告運用がおそまつになっている可能性です。

今回は、インハウスでお悩みの方、外注に依頼してなかなか成果が出ないとお悩みの方、どちらにもあてはまる「WEB広告で結果が出るために知っておきたいこと」について、ご紹介していきたいと思います。

※ここでは主に、WEB広告の中でもGoogle広告とYahoo!広告についてお伝えをしていきます。

広告費をかけない方が、管理の時間をかける必要がある

広告費が増大であるほど、WEB広告にかかる管理費は高くなりますよね。

だいたいが20%が主流ですが、最近では15%ほどで対応してくれる業者もあります。

ただ、実は、広告費が安いからといって手間が減るわけではありません。広告管理というのは、安ければ安いほど手間をかけなければ成果が出ない仕組みとなっているのです。

ではなぜ、広告費が安いと手間がかかるのでしょうか。

実は、最近広告運用にかかせないのがAI(機械学習)によるターゲティングです。

具体的なAIの作業内容についてふれてみますね。

(1)広告を出しているホームページの内容を汲み取り、そこにマッチしそうなターゲットをAIが探し出し、そのターゲットが検索やネットをみたときに積極的に広告を露出させる

(2)実際に広告を露出したときに、反応がないあるをデータ化し、反応があるものにはさらに積極的に、ないものには露出を控えるなど、反応をもとに運用軸を変化させていく

つまり、いままで手作業で行っていたものをAIがやってくれるようになったのです。

ということは、作業コストは減りそうなイメージですよね。

しかし、そのAIが完全に働くには、目標獲得単価の5倍以上の日額予算が必要です。

ですので、1件の問合せを3,000円で獲得したいとお考えの場合、日額最低でも15,000円必要になるため、月額45万円が広告費として必要という計算になります。

これを3ヶ月続けると、次第に目標値に近づいていくというイメージになりますので、3ヶ月も待てない、45万円も支払えないとお考えの場合、AIのサーチにプラスして運用者が手作業で対応しないと成果が出にくいという結果となるのです。

運用者は別の作業を行う必要が出てきたため作業量は変わらない

AIが作業の主軸を行うのであれば、運用者がやることがなくなったのではないか?とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

実は、運用者の作業はその上のステージに変わったという見方の方が正しいでしょう。

AIは自動では動いてくれないため、運用者がAIを上手に動かすために、さまざまなデータを提供する必要があります。

例えば、クリック率の高い可能性のあるユーザーは、どういった趣味や娯楽に興味があるのか、AIが興味があると学習材料にしているユーザーは、本当にこのまま成果を出せるのか。

AIが今、必要としている予算を設定した場合のパフォーマンスと、このまま何もしなかった際のパフォーマンスにどれほどの開きがあるのか。

運用者は、AIが学習をスムーズに行うことができるように、さまざまな梃入れをしていく必要があります。

つまり、役割が変わっただけで作業量は変わっていないということが正しい解釈ですので、運用者が別の仕事をかけもちして対応できるほど、まだまだWEB広告運用はスムーズではないということになります。

最後に、なぜ、広告費をあげればあげるほど、運用者の手間が省けるかだけお伝えをしていきます。

広告費をあげれば、ユーザーから多くの反応が返ってきます。

問い合わせ数が増えたり、複数のユーザーに広告が行き渡り、データが豊富にアカウントにたまるでしょう。AIがスムーズに動くために欲しいCVデータは1000件ほどです。

これに満たなかったり、広告を目にするターゲットが限定されすぎたりすると、AIにとって判断材料が乏しく、効率的な運用ができない状態となります。

そこで運用者が、さまざまな施策や対策を行いこれを補完します。

広告費が高いから運用者は楽だというのではなく、安くても高くても、やることはたくさんあり、安ければ安いほど、他社が当たり前のように使っているAIの基本的な学習が行えない。という点を理解すると、自社に必要なWEB広告予算を決め、そこにかかる人的コストを考えて運用することが、成功の秘訣となると考えられますよね。