ホームページ制作の補助金 とは? - 神戸ホームページ制作センター

補助金

ホームページ制作の相場としては、年々上昇傾向にあります。理由としては、人件費等の物価上昇という側面もありますが、ホームページ制作における工数が増えているという背景もあります。例えばスマートフォンやタブレットを含む複数端末への最適化、複数のブラウザの挙動確認、アニメーション等の付加価値などがあります。

ホームページ制作の費用を少しでも抑えたいという選択肢において、補助金の活用は有効だと考えます。採択されればその分の補助が期待できますが、補助金によって採択率はまちまちで、おおよそ50%〜70%ぐらいの水準です。採択されるまでは制作を進めることができないので、その期間の機会損失をどうするかの判断も必要です。不採択になった時にどうするかも検討しておかねばならないでしょう。

ホームページ制作で使える補助金の候補としては、以下のようなものがあります。

  1. IT導入補助金 ・・・ ITツール導入に利用でき、新規のECサイトも使える補助金です。弊社も支援事業者として登録しています。
  2. 小規模事業者持続化補助金 ・・・ 商工会による補助金です。補助額は少なめですが、多くの新規事業者に利用されています。
  3. スポットで利用できる補助金 ・・・ 時期や地域限定で実施されている補助金もあります。こまめにチェックしてみてください。

他にも、「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」などもありますが、これら補助金は大規模な事業展開を予定している場合の候補であり、ホームページで使える補助金とは種類が異なるものです。申請にかかる綿密な計画やドキュメントが必要になるので、士業やコンサルティングの専門家と相談しながら検討が推奨されます。

以下の補助金によるメリットとデメリットを十分に考慮し、最適な選択をすることが求められます。

メリット

  1. 費用の軽減: 補助金を利用する最大のメリットは、自己負担額を大幅に削減できる点です。制作費用の一部や全額が補助されるため、自己資金を大きく節約できます。
  2. 質の向上: 補助金を活用することで、予算内で可能な限りの質の高いホームページを制作できます。製作会社に多くのリソースを投入できるため、デザイン、機能性、SEO対策など、全面的に品質を向上させることが可能になります。
  3. 専門家の利用: 補助金を使えば、より専門的なスキルを持つ専門家へ発注することができます。これにより、プロの手による高品質なウェブサイトが完成します。

デメリット

  1. 申請手続きと審査期間: 補助金を得るには、しっかりとした申請書類の準備と手続きが必要です。書類準備には想定以上に労力がかかります。また申請後の採択までに時間がかかることが多く、すぐにスタートできないことがほとんどです。
  2. 補助金の条件: 補助金には条件がついてくることが多く、特定の業者を使う必要があったり、制作内容や予算に制限があったりします。これにより自由度が制限される場合があります。
  3. 維持・更新費用: ホームページの制作だけでなく、運用・維持・更新にも費用がかかります。補助金は通常、初期制作費用だけをカバーするため、これらの継続的な費用は自己負担となることが多いです。

これらを考慮に入れつつ、ビジネスニーズと予算、時間枠を見極め、補助金の活用を検討してみてください。