ホームページのデザインを発注する際に、素材を提供することが多いと思いますので、今回はその素材のひとつ「写真」についてふれていきたいと思います。
実は、提供する写真ひとつでホームページのデザインは大きく変わってしまいます。
ホームページのデザインを和モダンで作成しているのに、提供した写真がどこかカジュアルテイストの匂いがすると、一気にちぐはぐなイメージになってしまいますよね。
では、写真のテイストとはどんなふうに決まってしまうのでしょうか?
写真の初心者さんでもわかりやすくまとめてみましたので、ぜひ最後までお付き合いください!
カラースキームを意識するだけで統一感バツグンに
カラースキームって何?と疑問に思われた方、ご安心ください。
これは、ブランドカラーや主要なカラーを写真に組み込むことで、一貫性を持たせるというイメージです。
例えば、ファッションセンスのある人の中には、主要カラーを軸に構成する人がいますよね!
またブランドカラーなど、この色といえばあの会社といったように、ひとつの色でロゴやデザインを統一している会社もあります。
そう、色は使いすぎないほうが良いのです。
徹底して一つの色を軸にデザインを組み上げると、自然と統一感とブランディングが出来上がるので、それを知っているだけで初心者さんも上級者さんの仲間入りになりやすいのです。
では、写真にひとつの色だけを使うとはどういうことでしょうか?
色にはメッセージがあります。
例えば、温かみのあるオレンジとイエローのカラースキームは、元気や温かさを表現してくれますよね。
逆に、クールなブルーやグレーはプロフェッショナルな印象を与えてくれます。
これらを理解して、自分のサービスに合った色を選定して、撮影の際にそれらを背景や衣装、小道具などに紛れ込ませることがテクニックとしてあるのです。
常にどの写真を見ても、青が軸となっている、青い小物が混じっている、といった形で決まった色を入れ込んでいくのがコツというわけです。
照明を統一させて写真全体で統一感を出す
使用カラーを同じにするのは難しいなと感じた方、次におすすめの手法は照明を統一する!です。
全て同じ蛍光灯の下で撮影しました・・・でももちろん良いのですが、ナチュラルな製品を扱っている会社であれば、自然光を上手に使って撮影するのも良いでしょう。
クールな印象を演出したい場合は、明るい光の中で撮影するとパリッとした印象の写真に仕上がります。
さきほどのカラーを重視した写真で統一するというよりは、光を同じに抑えることで、どの写真も同じような照明で撮ることができます。
ホームページに素材として載せている写真であっても、かたやコントラストの激しい写真が使われ、その横で淡い光の中で撮影された写真が使われていると、落ち着かないデザインになってしまうことが想像てきますよね。
本当に微々たる印象の違いですが、そういった写真自身が醸し出す雰囲気もデザインには重要になってくるのです。
とくに、お店の雰囲気をホームページで伝えたいときや、商品のコンセプトを重視してホームページを作る場合には、照明に気をつけて撮影を行いたいですよね。
小道具やアイテムを足せば、写真の雰囲気は変えられる
小道具やアイテムを写真にうつりこませるという技術は、手軽にできて雰囲気を作りやすい手法です。
例えば使い込んだ道具や空き箱などを紛れ込ませるとアンティークな雰囲気になりますし、洋書や万年筆などを含めると洋風な雰囲気を醸し出すこともできます。
よく使われるのが花をモチーフにした撮影ではないでしょうか。
ではいくつか例をもってご紹介していきますね。
・10代風の雰囲気を持たせた写真
スケートボード、ヘッドフォン、カラフルな壁画、ストリートアートなどのアイテム。
スマートフォン、コンピュータ、ゲーム、VRなどのデジタルな雰囲気を醸し出すアイテム。
アクションショットやダイナミックなポーズ、エネルギッシュさを表現するアイテム。
・イングリッシュテイストの写真
本、アンティーク家具、皮小物、傘、カーテンなどのアイテム。
赤や青といったカラーの背景やアイテム。
木枠、ドライフラワー、窓から差し込む光など。
このほかにも、プロの職人技を演出したいときは、いつも使っている道具箱や、乾かしている絵筆、和紙など常日頃からある道具を素材として使ったり、ウェディングなどの華やかなものなら、太陽の光や花、ウエディングドレスのレースやティアラ、使用するジュエリーなどを素材写真として使うなど、特別なものでなくても雰囲気作りを演出してくれます。
まとめ
ホームページデザインに使う写真の撮影についてご紹介してみました。
デザインはデザイナーが作ってくれるものですが、イメージや雰囲気は素材提供者の素材にかかっていることが多いので、これらは気をつけておきたいですよね。
いっそのこと、プロに頼んでみるのも一つの手ですよね。
まずはご自身のサービスや商品が、どんなテイストのデザインが似合うのかを決めていくところから、ぜひ初めてみてください。