AIでホームページ制作が簡単にできるという話題や記事をたくさん見るようになりましたね。
筆者もさまざまなサービスを利用してみて、どのサービスがどのレベルで作成してくれるかをチェックしてきました。
AIに依頼すると、安価でスピーディーにホームページを作ってくれることは確かです!
では、全てAIに任せてしまった方が良いのでしょうか?
今回は、AIをホームページ制作に使ってみたい筆者が、自分の希望と、デザイナーとしての意見を交えながら、AIホームページ制作の現状をお伝えしていきますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
AIでホームページを作ってくれるサービス3選
まず、どんなAIのホームページ制作サービスが出ているかをチェックしてみましょう。
10Web
数分で簡単にホームページを作ってくれるサービスです。
最初にさまざまな質問や入力箇所が出て、それを元にレイアウトとデザインを組み込んでくれます。
スマホサイトも作成してくれるだけでなく、導線もきちんとしていて、シンプルで綺麗なサイトだと思います。
シンプルで、個性を出さなくても安く仕上げられるならOKという方にはおすすめのサービスです。
HOCOOS AI
こちらも質問に答えていくだけでホームページが作れるサービスです。
複数のデザインを提案してくれるので、その中から選べる形式となっています。
フォントもカラーも選べるので、ある程度の独自性を出すことができるもの良いですね。
知識がなくても直感的に作成できるため、スモールビジネスのお客様におすすめで、かなり予算を抑えられそうです。
Hostinger
複数のレイアウトパターンを提示してくれるサービスです。
AIライターなどでコンテンツ作成の手助けもしてくれます。複数のレイアウトパターンを出してくれるところは嬉しいですよね。
ただ、アプリストアがないため要注意です。
このほかにも、WIXやジンドゥーなどもAIでの作成に対応しているので、すでに利用している人は試してみることをおすすめします。
制作会社より、AIホームページ作成サービスを利用するメリット
断定して言えるのがコストを抑えられることです。
そして、制作にかかる時間が圧倒的に少なく、制作会社とのやりとりや、素材・情報提供の手間を省くことができます。
たいていのサービスは質問に答えていくだけでホームページのデザインを2.3分で仕上げてくれるので、すぐにデザインのよしわるしがわかり、自分で手直しすることもできます。
そいういう意味では、制作会社があげてきたデザインをチェックして、ここを直して欲しい、デザインの色が気に入らないなどのやりとりも全て削減することができるでしょう。
また、相手はAIなので、やり直しをしてコストが別でかかったり、関係性が悪くなることもありません。
自分の納得できるまで修正をすることができるので、高いお金を出して作ってもらったけれど、なんとなく気に入らないというような、制作会社に依頼して失敗するパターンに陥らない点も、メリットと言えるでしょう。
ホームページをAIに作ってもらうデメリットについて
デメリットは、やはりなんとなく、デザインやレイアウトがどれも同じ・・・。でしょうか。
もともとあった枠に、こちらから提供した素材を当てはめて作られるものなので、パターン化されていることは確かです。
ただそれも、制作会社によってはテンプレートサイトなどで提供しているところもあるため、同じパターンで上がってくることは多々あることです。
次にあげるデメリットとしては、手直しをするとやっぱり意外と時間がかかる・・・になります。
出来上がったものを、そのまま気に入って使うなら時間は全くかかりませんが、たいていの人は、やはり気に入らない部分を手直しするでしょう。
そうしたときに、いかに直感的に扱えるよう作られていたとしても、慣れるのに時間がかかったり、どこまでが自由にできて、どこからがさわれないのかも、いまいちピンとこないことも多いでしょう。
出来上がった時には、意外と時間がかかってしまっていた、ということはよくあることです。
ただ、自分で手直しができるので、制作会社い依頼しなおすよりも早く上がってくることが確かです。
自分が作業する時間が全くないけれど、きちんとこだわって作りたいという人には、AIに完全にホームページをお任せするのは難しい可能性があります。
AIがホームページを作る時代はくるのか
今のところ、低価格で最低限のページさえあれば良いという人が利用する場合おすすめできるサービスです。
しかし、ページが複数あったり、デザインやレイアウトは多少希望のものがあるという場合は、AIにホームページ作成を依頼すると納得できないものとなりそうです。
また、ホームページをサーバーにアップするためにはさまざまな知識が必要です。
URLを決めて、構成を考えて、デザインをあげて、スマホも調節して、問い合わせフォームからの受信先も決めるなど。
AIのサービスの多くが、デザインをあげてくれる、記事を書いてくれるなど、単発の作業を行うものが多いです。
これらを組み立て、実際にホームページとしてサーバーにあげてくれるには、やはり順序を組み立てるための知識が必要です。
そのため、Aiに全てを丸投げして、ぽんっとサーバーにアップしてもらえるというサービスを利用することは、まだまだ先のように思われます。
つまり答えとしては、デザインや執筆など部分的にホームページのパーツを作ってくれるサービスは、今後クオリティをあげてくると思われるものの、それらを繋げて、公開、運用までを全て賄えるサービスは、まだまだ人の手が必要と思われるということです。
今後は、AIが絡む分、ホームページ制作会社へ依頼する際に料金が下がるか、もしくは料金はそのままでクオリティが上がるかのどちらかが期待できそうです。
まとめ
今回は、AIにホームページ制作を依頼するか、制作会社に任せるかについてご伝えしてみました。
AIの進歩は著しく、今後はクオリティの高いホームページデザインがどんどん上がってくると考えても良いでしょう。
しかし、デザインだけではホームページがアップできないため、可能性としては、現在すでにあるサービスのWIXやジンドゥー、STUDIOなどがAIサービスをどれだけ充実させるかが鍵となってくるかもしれません。
ユーザーは、これらのサービスの使い方を覚えれば自然と自分でAIを使って、ホームページをアップできる時代がくるでしょう。
どちらにしても、自分でホームページをアップするには新しい知識を身につける必要がありそうなので、それが難しい場合は制作会社に依頼してしまうのが一番簡単かもしれないですね。