「良いサービスなのに、検索しても出てこない…」 「せっかくサイトを作っても、誰にも見つけてもらえない…」そんな悩みを抱えている中小企業・製造業のご担当者さま。
Web集客の第一歩は、「見つけてもらう」こと。 つまり、Google検索・広告・SNS・Googleマップなどを活用して、ネット上で“入り口”をつくることです。ここでは、初心者でも今すぐ始められる「見つけてもらう」ための方法を、4つのチャネル別にご説明いたします。
▼Web集客の全てを説明した「【Web集客】中小企業・製造業の売上UP Web戦略とは」はこちらをお読みください。

1. Google検索(SEO)|継続的に見込み客が集まる仕組み
SEOとは、Googleなどの検索結果に自社サイトを上位表示させる仕組みです。 たとえば、「〇〇 試作 神戸」「製品名 製造 姫路」と検索されたときに、御社のサイトが見つかれば、問い合わせにつながります。
▶ポイント:
- 検索されそうな言葉(キーワード)で上位を狙う
- 「よくある質問」「事例」「技術解説」などのコンテンツを作る
- 見出しや本文にキーワードを適切に入れる
▶初心者におすすめの一歩:
- 無料ツール「ラッコキーワード」でよく検索されている語を調べる
- 1記事1テーマでブログを書く(週1ペースでOK)
1-1.実際に試してみましょう!(作業方法ご紹介)
①ラッコキーワードを開く(無料で利用できます)
②調べたいキーワード「金属加工 神戸」などを入れてみる。

③他に、どんなキーワードがあるか(A)をみることができる。有料プランにすると、SEOで競合率が高いか、一ヶ月の平均表示回数(検索する回数)がどの程度かも知ることができる。

B.SEOの難易度・・・検索上位にいくために、どの程度難しいかを数値化している
C.月間検索数・・・月に平均してどのくらい検索されているか(Google年間検索数)
D.CPC・・・もしGoogle広告を運用した場合、1クリックいくらくらいかかるか
E.競合性・・・そのキーワードにどれくらいのサイトが上位表示を狙っているか
これを使えば、どんなキーワードを狙うべきかがわかりますので、キーワードをメモして、そのキーワードを使ったコンテンツやブログを作成していくようにしましょう。
つい、無計画に記事やブログを作ってしまいそうになりますが、狙うべきキーワードを意識してコンテンツを作成していくと、成果もずいぶん変わってきます。
③狙うべきキーワードを意識しながら良質なブログやコンテンツを作成していきましょう。これについては、非常に深い話になりますので、別記事「集客できるブログ記事の作り方|成果を出す構成と書き方のコツ」をご確認ください。

2. リスティング広告|短期間で成果を出したいなら有効
GoogleやYahoo!の検索結果に「広告」として自社サイトを表示させる方法です。
▶ポイント:
- 1クリックごとに費用がかかる(例:1クリック=100円など)
- SEOと違って、設定すればすぐに表示される
- キーワード・地域・曜日・時間などを細かく設定可能
▶初心者におすすめの一歩:
- 「Google広告」アカウントを開設
- 「製品名 × 地域名」などで1日1,000円程度からテスト配信
2-1.実際に試してみましょう!(作業方法ご紹介)
まずGoogle広告のアカウントを作成します。
(必要なもの)
⚫︎Googleアカウント(Gmail):広告管理の基盤になります。
⚫︎自社サイト(LP含む):広告クリック後に誘導する先として必須です。
⚫︎クレジットカード:広告費用の支払いに使用します。
⚫︎宣伝したいサービスや製品の情報:訴求する内容を明確にしておきます。
始め方:Google広告 初期設定ステップ
- Google広告(https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/)にアクセス
- 「今すぐ開始」をクリックしてGoogleアカウントでログイン
- キャンペーンの目的を選択(例:「ウェブサイトへのアクセス」)
- 自社サイトのURLを入力
- 広告文・キーワード・地域・予算を設定
- 支払い情報を入力して完了

3. SNS投稿(Instagram・Xなど)|共感とつながりで広げる
SNSはBtoC向けの印象がありますが、製造業でも「企業の中の人の姿」「加工中の様子」「職人の手仕事」などを発信することで信頼感につながります。
▶ポイント:
- ファンをつくる/採用やブランディングに活用できる
- 投稿の一部に「プロフィール→ホームページへ」の導線を設ける
▶初心者におすすめの一歩:
- Instagramで加工工程や作業風景を写真付きで投稿(週1回)
- 投稿に「#製造業」「#地名+業種」などのハッシュタグを活用
4. Googleマップ(MEO)|地域密着型企業には特に効果大!
Googleマップに表示される店舗・会社情報を整えることで、「地名 × 業種」で検索されたときに上位表示される可能性が高くなります。
「神戸 ホームページ制作」で検索すると、さまざまな会社が表示されますが、この地図とともに出る表示は、MEOといわれています。主に、地域名と一緒に検索すると表示されることが多いです。ここで上位を獲得できるように対策することも重要です。

▶ポイント:
- Googleビジネスプロフィールを登録・最適化する
- 営業時間、サービス内容、写真、口コミを充実させる
▶初心者におすすめの一歩:
- 自社のGoogleマップ情報を「オーナー登録」する
- 写真を3枚以上追加し、説明文にキーワードを入れる
始め方:Google広告 初期設定ステップ
1.グーグルアカウントを取得しましょう
2.登録したいお店の名前を検索してみましょう。まれに誰かがすでに登録していたり、Googleが勝手に登録している場合があります。その場合、二重に登録するとせっかく登録したものが反映されない恐れもあるため、勝手に登録されていないかを確認しておきましょう。
3.もし検索しても表示されないようでしたら、Googleビジネスプロフィールに登録していきましょ。
まとめ:入り口がなければ、誰も来てくれない
「見つけてもらう」ことは、Web集客の出発点です。
検索・広告・SNS・地図、それぞれのチャネルには特性がありますが、少しずつでも着手することで、Webからの反応が変わってきます。
まずは自社に合いそうなものから1つ試し、徐々に広げていきましょう。