ホームページを使って子供を集めるために、どんなデザインやコンテンツにするべきか迷っている方はとても多いです。
子供向けといえば、可愛いものや明るいものを想像しがちですが、実際にホームページを見て決めるのは、お父さんやお母さんですよね。
そこを間違えてしまうと、とても安っぽいホームページに見えたり、信頼性の薄い内容になってしまいます。
今回は、子供の集客を専門に行ってきた筆者が一挙にその手法をご紹介していきます。
塾や英語教室といった習い事から、保育園、幼稚園などの施設、イベントでの集客まで幅広くかかわってきますので、ぜひ読んでいただき、子供を集める基本となる見せ方について知っていただけると嬉しいです!
では早速いってみましょう!
一番大切なことは、親が見た時に「子供が楽しめそう」と思えるかどうか
いきなり核心をついた内容をお出しします。
ホームページを見て、塾やイベント、施設を探すのはほとんどの場合ご両親です。
その両親が見る上で、最も重要視しているのが「自分の子供が楽しめそうかどうか」です。
自分が楽しむために検索をする人は少ないですよね。なので、子供軸でホームページを見ることが大半となります。
では、子供軸とはどんな軸をさすのでしょうか?
ここからがさらに知っていただきたい重要なポイントです。
ズバリ、子供軸とは、「自分の子供の傾向からして」という、個人個人の個性にあたります。
大抵の人は、「子供」とひとくくりにしてしまいがちですが、親から見ると全て同じではなく「うちの子はこういう性格だから」というものが隠れています。
ですので、そこがヒットするか否かで選ぶ選ばないが左右されてきます。
ちなみに子育てしている人に向けたハウツー本などには大抵「子供の気質は9つに分類される」などの紹介があります。
こどもまなび☆ラボさんからの引用で9つご紹介しますので、子供の集客を考える方は、ぜひともチェックしてみてください!
(1)活動の活発さ(活動性)
→アクティブでテンションが高く行動的。
筆者のまわりにもたくさんの子供がいますが、ここに分類される子は、外で遊んだり体を動かす習い事が好きな子が多いですね。
(2)集中力の持続性(注意の逸れやすさ・注意の幅と持続性)
→外的な刺激でどの程度気が逸れやすいか、集中できるか。
集中できないタイプの子は、じっとして作業するのが苦手だったりしますが、逆にうまくいかなくても気分を変えることが早かったりしますよね。
(3)粘り強さ(行動の可変性)
→難題を前に、どれだけ粘れるか。
難しい課題があるとギブアップして二度としなくなる・・・。これは習い事を選ぶ時に親が最も気にする点です。
筆者も「もうしいない!」と言うタイプの子供に合わせた遊びや習い事を考えるのに苦労しています・・・。
(4)新しい環境への反応の仕方(新しい刺激に対する接近、回避の傾向)
→はじめて触れるものや経験することに対しての反応。
イベントや習い事など、初めて参加するものに気を遣うのはこのタイプです。せっかく行ったのに何もできなかった・・・は、親としては避けたいですもんね。
(5)規則正しさ(生理的な規則性)
→生物学的なものに基づく行動や機能が規則正しいかどうかの基準
決まった時間に起きる、お腹がすくなどですが、幼稚園や保育園などでは、これらをきちんと身につけていくということが訴求になるのではないでしょうか。
(6)変化に対応する順応の速さ(順応性)
→環境が変わったときの順応が早い、ゆっくり、など。
クラス替えが多くある習い事、予測不能なキャンプイベントなどは、順応性の高い子供が参加しやすいですよね。
(7)五感の敏感さ
→外的な刺激や内的な刺激に敏感、あまり気にしない。
外でのイベントなどでは、怪我や音、光の刺激などで、うちの子は馴染めないかも・・・と感じる親もいるかもしれません。
(8)喜怒哀楽の激しさ(反応の強さ)
→よく笑う、よく泣く、感情を外に出さない、など。
自分の子供が、何を考えているかわからないと戸惑う親もいるかもしれませんし、感情的で困っていると悩んでいる方もいるかもしれませんよね。
(9)ベースの気性(機嫌のよさ)
→ポジティブ傾向、ネガティブ傾向。
ネガティブ傾向が強いと、変化を嫌う場合も多いですし、子供を機嫌良くのせてくれる先生を求める場合も多くなりますよね。
以上のように、子供の傾向だけでも9つわかれています。
よく、「その子に合った」などというキャッチを見ますが、具体的には一人一人の子供の性格の傾向を知った上で、集客のコピーなどを考えると、当事者であるお父さんやお母さんに、大きく刺さる可能性がぐっと高まります。
子供を集客しようと考えている担当者は、まず子供の傾向とは何かを知り、その子の親が自分の子供にぴったりだと考えそうな内容をイメージすることをおすすめします。
その次にくるのが「親(私たち)も楽しめそう・納得できそう」です
親が自分の子供に合うか、楽しめるかを考えてホームページを見ることを想定したコンテンツやデザインを作ったとして、次にホームページに必要な要素についてご紹介していきましょう。
それは、自分たちも楽しめる(納得できる)かどうかです。
ここが最後の一押しとなるのは間違いありません。
子供も親も楽しめて納得できれば非常に有意義な時間となりますよね。それを実現させるために知っておきたいことは、世の中の親が、どういう環境を求めているかという点です。
これは、子供の年齢にもよるので一概には言えないのですが、ホームページで集客をしたい子供の年齢から見て、その子を育てる親の要望を知っておくと良いでしょう。
ここからは例ですが、
⚫︎0から3歳くらいの乳幼児
子供のトイレ、おむつ替えが楽にできて、自分たちもほっとするスペースや息抜きができるもの(おもちゃが用意されているなど)があればベストでしょう。
●4から6歳くらいの未就学児
パワーがありあまっているので体力を発散できるスペース、一人でもくもくと遊べるおもちゃ(ブロックや絵本)などがあれば、親も息抜きができますよね。
また、これくらいの年齢であれば、親と一緒に何かをすることが多いので、イベントなどでは親も勉強になる、大人でも楽しめる何かを用意することで、一緒に楽しめることがメリットとなり集客に大きく役立つでしょう。
習い事であれば、親の方針(子育て)などとマッチしていると非常に良いですよね。
●小学生
自己がしっかりしてくるこの年齢では、「面白くない」「帰ろう」といった、自分の意見をはっきり言ってくるので、期待はずれの告知をしてしまうと逆効果です。
また、たいていの子供の場合、興味があるものであれば一人で取り組めるので、親はスマホを見る時間やおしゃべりの時間を確保できることを考えると、ドリンクサービスや、雑誌の提供なども魅力的でしょう。
親の方針としては、子供にこうなってほしい、子供の長所を伸ばしたいと、具体的な希望が固まっていることが多いので、そこをひろいあげて示すと満足度が上がります。
ホームページで子供を集客しやすい「打ち出し方」
ここまで読んでいただけると、ホームページに載せるコンテンツは、何をベースに作っていくのがベストか、すでにお気づきかもしれません。
子供向けイベントや学習塾、習い事や幼稚園などの施設で載せるべきコンテンツの柱となるのが「子供にとってどうプラスになるか」「親が満足できる何かがある」の二軸になります。
これをベースにコンテンツを作ったり、サービスを見せていくと問い合わせ率の高いホームページとなりますよ。
文章で書いても実践となると、ちょっと難しそう・・・。
そう感じられた方のために、ここからは具体例をご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
子供英会話教室を個人で運営しているAさん
子供が多い地域で看板だけ出して集客していたが、詳細を見たいとの声が多くホームページを作成することになった。
どんな内容を載せるべきか迷っている。
(ターゲット)
小学生低学年から高学年までのグループレッスン
(エリア)
徒歩や自転車で来れる範囲に住んでいる子供達
(強み)
小学校の先生をしていたこともあり、子供との接し方が得意。英語は留学経験があり発音も良いと言われている。
では初めに、子供軸で考えた場合と、親のメリットをそれぞれ洗い出してみましょう。
(子供軸)
・集団が苦手な子でも質疑応答は1対1なので安心
・仲の良いお友達と一緒でなくても、勉強の中で行うゲームや、遊び会を設けたり、年上の子が年下を見てあげるなど、クラス全体が仲が良いので安心して打ち解けられます
・英語が初めてでも、歌や踊り、ゲームを交えているので楽しみながら英語にふれられます
・達成感を得られ、ポジティブな気持ちで学べるようレベルテストや達成シールをご用意しています
(親の満足度)
・出席予定のお子さんが来られない場合、確認のご連絡を入れています
・おやすみした場合、振替が可能です
・授業風景をオンライン配信しています
・お子様の英語の目標について、お子様・保護者の双方にお尋ねし、学習目標をたてています
・外国の先生とは違った日本人講師ならではの子供たちの感情や目標によりそった対応が可能です
親子両方を意識したサービスを意識してホームページに載せることで満足度を高め、興味を持ってもらいやすくします。
ホームページで子供を集客しやすい「コンテンツの見せ方」
ホームページで子供を集客するためには、子供と親双方にメリットがあることを打ち出す大切さをお伝えしました。
同時に、どんな子供とどんな考えをもつ親がターゲットであるかを知ることの重要性もお伝えしましたので、もしそこをもっと深掘りしたい場合は、ぜひとも前記事の「ペルソナ」について読んでいただけると理解度がグッとあがるかと思います。
親子の望むものやイメージがつかめたところで、コンテンツに落とし込むところまでやってみましょう。
(教室紹介ページの場合)
先に記載した子供英会話教室の場合ですと、子供たちがすぐに教室の雰囲気に打ち解けられるかを気にしている親を納得させるためには、ゲームやクラス全体の仲の良さをアピールすることが良いですよね。
そうすると、教室の雰囲気や笑顔をホームページにのせて、具体的にかかわりあっている風景を知ってもらうと良いでしょう。
(講師紹介の場合)
日本人より外国人の方が発音が良いと感じている親を納得させるために、日本人ならではの子供の心の理解と、小学校教師だったこと、留学経験があり発音も良いことを、講師紹介に記載するととても良いですよね。
ここで注意したいのが、箇条書きにするのではなく、子供と接する思いや、外国人の発音以上に子供と関わりながら英語を教える重要性などを、講師自らの口調で文章に落とすことが大切です。
箇条書きで、読み手を満足させることは難しいので、読む親が「飽きっぽいうちの子でもこの先生なら大丈夫」「わがままな子でも小学校教師の経験があるならうまくやってくれそう」と納得できるような、心のこもった文章にすることが人の気持ちをプラスに動かします。
ここまでくれば、発音にこだわる人はずいぶん減るのではないでしょうか。
(サービス)
両親は、自分の子供が習い事に着くまでに何事もなかったか、またサボらずちゃんと行っているのかなども気になります。それをクリアにするには、そこによりそったサービスを入れると良いでしょう。
それに加え、行きたくないと休んだり、風邪がはやって行けなかったりと、想定外の無駄な出費を防ぐことも気になることなので、それをフォローする振替サービスやチケット制を導入すれば安心ですよね。
このように、コンテンツはターゲットの希望にそった内容を割り当てるように作っていくことが理想です。
これは非常に技術がいることのように感じますが、子供たちとその親が自分に求めることは何であるかを掘り下げれば、自然と答えは見えてくるので、まずは掘り下げるところから始めてみてくだ作ね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ホームページのコンテンツというと、なんとなく難しいイメージがあったのではないでしょうか。
実際は、読む人の課題や疑問を解決し、さらに期待度を上げることができる内容を載せることがコンテンツの醍醐味です。
もし、自分の良さやターゲットの希望が何かが全くわからないということがあれば、ホームページ制作のプロに頼むと良いでしょう。
当社であれば、自分でホームページを作りたい方や、すでにあるホームページの文章を変えたいという方から、ターゲットの洗い出しと、どんなコンテンツにすれば良いかのアドバイスやライティングのみを受けることもしております。
全てをホームページ制作会社に任せると高くなると不安の方は、部分的に依頼をするという手もあるので、ぜひ一度問い合わせてみてください。