主に画像などの複数の項目を左右にスライドさせる挙動のことです。メリーゴーランドのように巡回することからカルーセル(メリーゴーランドの別称)と呼ばれています。画像が切り替わるタイプの広告もカルーセル広告と呼びます。英語での発音とカタカナの発音は全く違うため、恐らく英語圏では伝わらないです。
同じようにコンテンツを切り替える手法は「スライドショー」や「スライダー」と呼ばれることもあり、いずれの呼称でも差し支えはないでしょう。若干ですがニュアンスは異なります。
カルーセル【carousel】
ホームページで画像をスクロールさせる場合にしか使われていないので、カルーセルと言っておけば誤解が少ないでしょう。画像を切り替えるだけでなく、詳細ページへのリンク導線としても利用されます。
スライドショー【slideshow】
人によってはパワーポイントのスライドショーの印象があるため、左右の動きではなくフェードイン・アウトを想起される場合があります。
スライダー【slider】
動作のことだけでなく、マウスで操作するインターフェイスのことを指している場合もあるので注意が必要です。
カルーセルを使うメリット
カルーセルを使うことで限られたスペースに多くの画像を盛り込むことができます。特にスマートフォンにおいては画面領域が狭いため、カルーセル活用の場面は多くあります。スライドの動作方法によっては、ホームページ自体にも活動的な印象を与えることもできます。
操作しなければ切り替わらない場合、必ずしもユーザーが操作してくれるとは限りません。ユーザー操作に依存せず露出を高めることができるのがカルーセルの最大のメリットです。ただし、1枚目の画像のクリック率がホームページ訪問者の1%程度。2枚目の画像のクリック率がその1%のうちの20%と言われていますので、見せたい情報はできるだけ視認される工夫が求めれらます。