Googleなどの検索エンジンで調べ物をする際に入力する文字のことを検索クエリと言います。キーワードという言い方のほうが一般的かもしれませんが、Googleのサーチコンソールなどの調査ツールにおいては、検索クエリという呼称をしています。
キーワードはどちらかというと運営側サイドのSEO対策や広告の戦略として用いるものとされています。こんなキーワードを狙ってSEO対策や広告をしよういう施策に対して、実際に使われた検索結果が検索クエリだと言えます。
さらに検索クエリは以下の3つの種類に大別されています。検索の目的がどのようなニーズなのかを判断のうえ、検索エンジンがユーザーに最適な検索結果を返しているのです。
インフォメーショナルクエリ（情報型）: インフォメーショナルクエリは、特定の情報を探すために使用されます。たとえば、「2023年のオリンピックはどこで開催されるの？」や、「植物の光合成の過程」など、ユーザーが何かを学びたい、または理解したいときに使用します。これらのクエリに対する最良の答えは、ユーザーが求めている情報を明確に、そして可能な限り詳しく提供するコンテンツです。
ナビゲーショナルクエリ（案内型）: ナビゲーショナルクエリは、特定のウェブサイトやウェブページを探すために使用されます。たとえば、「Facebookログイン」や「Amazonのトップページ」などがこれに該当します。ユーザーは既に目的地を知っていて、その最短ルートを探しています。このようなクエリに対する最適な結果は、ユーザーが探している特定のウェブページへの直接的なリンクです。
トランザクショナルクエリ（取引型）: トランザクショナルクエリは、オンラインで何かを購入したり、特定のタスクを実行したりする目的で使用されます。例えば、「iPhone 13購入」や「ピザデリバリー注文」などがあります。ユーザーは商品やサービスを探しており、取引を完了するための最適な結果は、その取引を可能にする特定のウェブページまたはプラットフォームへのリンクです。
これらのクエリのタイプは、SEO（検索エンジン最適化）戦略を計画する上でも重要な役割を果たします。特定のキーワードをターゲットにするとき、そのキーワードが一般的にどの種類のクエリで使用されるかを理解することで、より効果的なコンテンツを作成し、適切なユーザーに届けることができます。