会社やお店のホームページ、きちんと運用していますか?ホームページを作った時のまま、更新することなくそのままになっている方も多いのではないでしょうか。
ホームページは作ることがゴールではないことはご存じだとは思いますが、いざ活用しようと思っても、どうやって運用をしていけば良いのかわかりませんよね。
また複数の人で運用を行うとなると、みんながバラバラの事をしてしまうと、まとまりのないホームページになってしまいます。かといって一人ではついつい放置したままに・・・
そのようなことが起こらないようにするには、ホームページ運用のガイドラインを作成することをおすすめします。ガイドラインを作成しておけば、複数の人で運用したり担当が変わったりしても、ホームページの方向性がぶれることなく、品質を向上させ効率的な運用ができるようになります。
今回はホームページの運用に大切な「ガイドライン」について説明をしたいと思います。
運用のガイドラインを整えておくことの重要性
ホームページを運用する際に、ガイドラインをしっかりと整えておくことはかなり重要ですが、その理由は大きく分けて、2つあります。
1つ目は、ホームページの質を確保するためであり、
2つ目はホームページを運用する理由や、目的を明確にするため
です。
ホームページを複数人で運用していたり、反対に1人で継続的に運用していたりする場合、ホームページの方向性が曖昧になってしまうことがよくあります。
でも「ガイドライン」をきちんと整備しておき、そのガイドラインに基づいて運用をすれば、方向性がぶれることなく、質も一定に保たれます。またホームページを運営する理由や目的を明確にしておくことで、コンテンツを追加してく上で指標となってくれます。
長期的にホームページを運用していると、ついついアクセス数を伸ばそうと目的とずれたキーワードであったり、方向性の違うコンテンツを作ってしまうことも・・・結果、ちぐはぐなホームページになってしまい、ページのアクセスは増えてもリピートユーザーやターゲットユーザーの集客が難しくなってしまうことになってしまいます。
そのようなことが起こらないようにするためにも、ホームページのそもそもの目的を明確にした「ガイドライン」が重要となってきます。
ガイドラインを作る際は「ホームページの目的」を明確に
ガイドラインを整える重要性について解説しましたが、では具体的にどのようなガイドラインを立てたら良いのでしょうか。
まず大切なのはホームページを運用する「目的」です。ホームページで企業やお店の商品を「認知」させたいのか、販売している商品を「販売」したいのか、または企業イメージを発信し優秀な「人材確保」に役立てたいのか。
それぞれの目的によって、構築するホームページの種類も変わってきます。商品の認知であれば、商品の内容が充実したブランディングサイトが必要ですし、企業の認知であれば、コーポレートサイトが必要です。
また商品を販売したいのであれば、ネット販売ができるECサイトになりますし、人材の確保であれば、採用サイトが必要となります。
また「なぜ」それらのホームページを立ち上げたのかなどの背景も共有していきたい内容です。
「新製品を仕入、開発してもPRする手法が少なくなかなか認知されないので、ネットで拡散したい。」「営業マン頼みの受注体制から脱却し、ホームページからの受注を増やしたい」「少子化で学生の求人が難しくなってきているので、会社の魅力を学生に伝えていきたい」などの背景があったのではないでしょうか。
これらの「目的」と「背景」は、年月が経過してもぶれないようにガイドラインに記載し、運用担当者に伝えていかなければなりません。
また作業的な面では、ホームページのデザインのコンセプトや、コーポレートカラーやメインカラー、ロゴマークの使い方など基本的なことから、コンテンツを書いていく上で、同じ質を保ちバラバラで乱雑な印象を与えないためには、「てにをは」など言葉の言い回し、「為」「ため」などの漢字やひらがなの表記のルール、英数字の半角全角などの表記のルールも決めておくのが良いでしょう。
それら以外にも、ページ公開時の最終確認はだれがするのか、制作会社と自社とのすみわけはどうするのか、コンテンツは自社で書くのか、ライターに依頼するのか、など、自社のホームページに合ったルールもガイドラインに記載しておきましょう。
まとめ
ホームページ運用の「ガイドライン」は、ホームページに携わる人が多くなればなるほど必要になってきます。
しかし「ガイドライン」があれば、新しい担当者や制作会社に変わっても、ホームページの方向性がぶれることなくスムーズな運用を行うことができます。
ガイドラインの制作はホームページのリニューアルを考えている時が一番良いタイミングです。もし今、ホームページのリニューアルを検討しているなら、もう少し掘り下げてホームページの運用ガイドラインも一緒に作成してみてはいかがでしょうか。