ホームページ制作会社と連絡がとれなくなったり、制作会社が倒産してしまったことでホームページがどうなるのかお困りの方は意外と多いです。
今回は、そうなってしまった時の対処法と、次回そうならないための方法についてご紹介していきたいと思います。
作って終わり!ではないホームページは、ある程度は自分で管理するくらいのほうが安心ですが色々知識が必要と感じますよね。
この記事を読めば、どんな情報を手元に置いておけば安心か一目でわかりますよ!
さっそく初めていきましょう。
ホームページがまだ生きているなら、ドメインの所有権を確認しよう!
まずドメインは何かと言いますと、ホームページのURLの部分です。
このホームページ制作センターで言えば「kobe.dev」になります。これはホームページの住所のようなものですし、メールアドレスで利用されている方も多いと思います。
もしこの所有権が、連絡のとれなくなったホームページ制作会社のものであった場合、そのままにして消失してしまうと2度と使えなくなってしまったり、再取得が難しくなる場合があります。
再取得ができないと、ホームページのアドレスを変えなくてはいけないばかりか、メールアドレスまで変わってしまう面倒な状態となってしまいます。
まず、このドメインの所有権をはっきり見ておくことが大切です。
ホームページの住所であるドメインの契約状況を確認する
では、ドメインの所有権の見方をご紹介しましょう。
(1)ドメインのWhois情報で検索をする
こちらのようなサイトを使って、まず所有権を確認しましょう。
(2)表示された情報から所有権を確認する
登録者のところが、自社の誰かかもしくは、契約しているホームページ制作会社の名前になっているか見てみましょう。
(3)登録者がホームページ制作会社になっている場合
移管が必要になってきます。もし連絡がとれず移管できない場合は、新しく取得する必要が出てくる可能性があります。
ホームページのデータがアップされている、サーバーの契約状況を確認する
続いてはホームページのデータを置いているサーバーの契約状況についてみていきましょう。
サーバーの契約が切れてしまうと、そこにアップしていたホームページのデータがなくなり、ホームページ自体がなくなってしまう状態がおこってしまいます。
そうすると、一から作り直すしか手がないので、どのサーバーを利用しているかを調べておきましょう。
ホームページ制作センターの場合は「Name Server」のところが、muumuu-domainとなっています。
ネームサーバーはムームードメインというサービスを使っていることがわかりますね。
ネームサーバーだけを見て、どこのサーバーかわからない場合は、検索をしてみることで、どのサーバーものもかわかる場合がありますよ。
そして最後に、自分のメールアドレスにドメインとサーバーの会社からメールが来ていないかをチェックします。
サーバー名がわかれば、メールソフトの中で検索をして自分宛にログイン・パスの情報が送られているかどうかを調べることができます。
もし、契約者が自分ではなかったり、サーバーからのメールが見つからずログイン方法がわからない場合は、次に依頼するホームページ制作会社に理由を話して調べてもらうことをおすすめします。
依頼予定のホームページ制作会社も、同じ手順で調査をしてログインパスを探し出すのですが、他にも直接サーバー会社に連絡をとってくれるなど、やれることを全部やってくれる可能性があるので、プロに依頼する方が安心ですよね。
実は当社を含め多くの制作会社は、ホームページ制作会社と連絡が取れなくなったなどの理由からのホームページの管理の発注依頼は珍しくはありません。
それだけ、制作会社が倒産しているのか、フリーランスへの受注が多いのかはわかりませんが、問題が起きた時点ですぐに新しい制作会社に調査を依頼することで、データの紛失が防げる可能性もあります。
迷ったら、まず連絡をしてみるのが良いですね。
ホームページ制作会社と連絡が取れなくなる・・を回避するための良い会社の見つけ方
良い制作会社は、一番は相性が合うかどうかです。
相性というのは、担当者と話が合うかではなくて、お互いの利害が一致しているかどうかです。
そのため、自社がホームページ制作会社に求めることをピックアップして、それとホームページ制作会社の仕事のやり方が合っているかをみることをおすすめします。
- 値段が安いことを重視する
- レスポンスが早いことを重視する
- ホームページを使って売り上げをあげることを重視する
- 作った後は自分で管理するため作るだけを重視する
などがあげられます。
値段が安いことを重視した結果、連絡がとれなくなったというケースも多々ありますので、もし費用重視の場合は、自社でドメインやサーバーを管理するなど、ある程度防衛できる知識を身に付けておくことが大切です。
他にも倒産の可能性を感じる状況がないかも確認が必要です。
- メールの返事が異様に遅い
- ブログやSNSなどが急に更新されなくなっている
- 電話がつながらない
- 制作実績が更新されていない
- 担当者がすぐに入れ替わる
安心して依頼したい場合はやはり、制作会社として10年以上の実績があり、制作実績も豊富にある会社と取引をしたいですよね。
連絡が取れなくても安心テク①ドメインを自己管理する
では次に、もしホームページ制作会社と連絡が取れなくなってもあわてないためにやっておきたい2つのことをご紹介していきます。
まずは「ドメインを自己管理する」です。
ドメインは、前述のようにホームページの住所のようなものなので、URLやメールアドレスに使われるため、なるべくなら変更せずに使い続けたいですよね。
しかし、所有権が制作会社だと、いざというときこちらで自由に使うことができなくなってしまいます。
制作を依頼するタイミングででも、「ドメインは自社で管理したい」といった意向を伝えておくと良いでしょう。
そうすれば、契約者は自分になるので、ホームページ制作会社と連絡がとれなくなっても困ることはありません。
注意点としては、自分が契約をして管理をすることになるので、ドメインへの入金を忘れないようにすることです。
入金をうっかり忘れて、ドメインが更新されないとホームページのアドレスが使えなくなってしまいます。
よくある更新ミスは、カードで自動引き落としにしていたものの、カードの有効期限が切れて、ドメインが消失するパターンです。
メールを登録しておけば、必ずメールに更新や重要な内容が送られてくるので、メールチェックをかかさないようにしましょう。
連絡が取れなくても安心テク②CMSの管理者に入れてもらう
CMSってなんですか?とよく聞かれますが、CMSを使用していないホームページを修正しようとすると、htmlを全て書き直さなければなりません。
CMSを使って修正すると、管理画面に入り、一部を変更すれば、全ページにある全ての同じコンテンツが修正されるなど、作業効率を大幅にアップしてくれるだけでなく、htmlを知らない人でも更新が簡単にできる仕様となっています。
一言で言うと、ホームページを構成するデザインやコンテンツを管理してくれるシステムのことで、管理画面にログインしてさわることができるものです。
つまり、CMSを管理する権限がないと、言い換えると、ホームページを2度とさわることができなくなってしまうということです。
CMSの管理者は通常、メールアドレスなどで複数人の登録が可能です。
ホームページ制作の際に、制作会社だけでなく、自社のアドレスに管理権限を付与してもらうことで、もしホームページ制作会社と連絡がつかなくなっても、ホームページを修正することができるので安心です。
ホームページのデータが置かれているサーバーは自分で管理できるのか
残念ながらホームページ制作会社に依頼した場合、サーバーの契約を自分ですることは難しい可能性があります。
多くの制作会社は、サーバーを持っているもしくは、自社が管理している環境へホームページをアップする場合が多いです。もし自分で管理したい場合、制作がスタートする前に担当者に相談することをおすすめします。
サーバー代の費用が変わってしまったり、そもそも指定のサーバーでなければ制作が受けられないなどのケースもあるかもしれません。
ホームページ制作会社と連絡が取れないことをリスクと考えるなら、自社で管理して更新し忘れでホームページが消えてしまうこともリスクとなります。
どれだけの契約を自社できちんとできるのかを考えた上で、どこまで依頼するかを話し合うことが大切だと思われます。
まとめ
いかがでしたか?
ホームページ制作会社と連絡がとれなくなった時に確認しておきたいことと、連絡がとれなくなってもあわてないように、あらかじめ自分で管理しておけるものについてご紹介しました!
一番大切なことは、連絡がとれなくなるような制作会社とパートナーにならないようにすることなのですが、倒産などは予測不能ですよね。
もし、少しでも危ないかな?と感じたら、自分のホームページを守る知識はもっておくことが大切です。
お困りのことがありましたら、いつでも神戸ホームページ制作センターにおたずねくださいね。