店舗集客をもっと伸ばしたいとお考えの方も、ECサイトなどに多くの人を集めいたと考えている方も、どちらにも言えることは「ホームページを活用しましょう」です。
活用と聞くと、広告を出したり、ブログを書いたりというイメージになる人が多いですよね。
わかっているけれどお金や時間がない・・・。本当にそのとおりです。
また、ホームページを持っていない方や、ホームページが古いままの方の中には、新しいホームページをもつほど売上もないし、ホットペッパーやグーグルビジネスを利用しているから、わざわざ作る必要はないと考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、集客がうまくいかないからこそ試してほしいホームページの見せ方と、その理由、やり方についてご紹介していきます。
数多くのクライアントとかかわっていく中で、売上を上げる多くの企業が最初にこだわって作っているのがホームページだと筆者は考えています。
そんな筆者が、ホームページの持ち方、考え方についてご紹介していくので、ポイントさえ理解してしまえば高額なホームページを制作会社に依頼する必要もありませんし、自分で作れるサービスを使っても問題ないと思いますよ!
では、さっそくいってみましょう。
集客がうまくいかない理由は、こだわりが見えないことにあった!
まず、あなたは今の仕事のどんなところにこだわっていますか?
それをキャッチコピーレベルで表現することができればWEBマーケティング中級者です。
キャッチコピーと聞くと、センスや技術があるかないかをイメージするかもしれませんが、店舗やオンラインショップを営む人であれば、自分のサービスのキャッチは意外と作れてしまうものなのです。
なぜなら、多くの方はこだわりや自信をもって事業を運営されており、ただそのこだわりを文章で表現していないため知ってもらいにくい状態となっているだけだからです。
なので、実際に会ってお話をすると、その事業やサービスのすごさが、その人の口からどんどん語られて、聞いている側が引き込まれることは非常に多くあります。
ちなみに筆者の会社および、筆者自身のこだわりですが「誰もがWebを使ってビジネスを成功できるような、わかりやすい情報や仕事を提供する」ことです。
誰もがというところがポイントす。
実際に、筆者が仕事をしていて感じることは、取引するほとんどの人が「ホームページやWEBのことはわからないから」と思い込んでおられることです。
実は、その思い込みが、ホームページでの事業成功に大きな足枷となっています。
なので、誰もが活用できるような情報やお仕事を提供できれば、もっともっと売上を上げられる事業や企業様が多くなるのでは・・・と考えているわけです。
このように、仕事の考え方の骨子のようなものがあって、そのためにどんなサービスを提供したり、発信しているかがついてくるため、その事業を行う人や会社の「こだわり」は、とても重要なものとなってくるのです。
しかしそのこだわりが見えないと、人の心は動かず、人も来ない、ものも売れないとなってしまうのです。
こだわりの見える化を集約したものがホームページです
では早速、ホームページの見せ方についてふれていきましょう。
ホームページの集客というとデザインやSEOを重視してしまいがちですが、最も重要なのは「こだわりの見える化」です。
まず、どのような指針をもって事業やサービスを提供しているかを目で見て誰もがわかるように載せていくのです。
一つずつ説明をしていきましょう。
文章
文章は誰に向けて書くかを明確にします。誰に向けるかの部分についてはペルソナを作成すると良いでしょう。
ターゲットが明確になったら、その人たちが好みそうな言い回しや書き方を意識します。
例えば当社であれば、もしターゲットが同じ制作会社やWebマーケティングを主とする事業を行なっている会社である場合、文章は専門用語を多く使ったものを用意するでしょう。
しかし、ターゲットが、Webマーケティングに詳しくなかったり、インターネットに高いハードルを感じているような層である場合、専門用語は使わず、なるべく身近な言葉で文章を書くことが求められてくるのです。
ターゲットにあわせた用語や文章を意識するとぐっと好印象をもたれるので気をつけたいですね。
写真
次に写真ですが、これは素材写真などではなく実際に撮影をして撮ることをおすすめします。
また同時に写真のテイストを合わせることも重要です。
写真のテイストというとイメージがつきにくいのですが、例えばホームページに無料のイラストを利用しているところを多く見ることができますが、そのイラストのテイストがバラバラだとバラついた印象になってしまいますよね。
ファッション雑誌などでイラストを利用している誌面も多くありますが、多くの場合は読者が好みそうなテイストのイラストを利用しているため、雑誌のブランドを損ねることはないでしょう。
印刷物の世界では当たり前となっている素材のテイストをあわせることですが、ホームページでは意外と重要視されておらず、さまざまなテイストの写真やイラストが混じっている場合が多いです。
そこを、あわせてあげることで勝手にブランディングにもつながってきますので、ぜひ使用する写真は撮影し、しかも印象の同じ写真を使っていくことを意識してください。
内容
内容とは、いかに「こだわり」を上手に順序立てて見せられるかということになってきます。
代表の言葉や、サービス紹介だけにとどまらず、さまざまなシーンでこだわりが見えて、それらが一本の軸で統一されているとホームページ全体で説得力が増し、集客力を高めてくれます。
そのため、ホームページを作る前に、どんな内容を載せたいか、どんなこだわりがあるかをピックアップしてみましょう。
制作会社から素材を提供してほしいと言われた時に、写真や文章を提出するだけでなく、どんな人に、どんなことをメインで伝えたいかを伝えておくと、それを軸にホームページを組み立ててくれます。
そうすれば、あとはプロが上手に作り上げてくれるので、自然とホームページ全体で共通のこだわりを表現してくれることになるのです。
一つの伝えたいことを軸に組み立てていくと、買ってみたい、店舗に行ってみたいにつながりやすいため、ぜひ実践してみてください。
ホームページにフックとなる部分をちりばめる
ここまでは、こだわりを伝えることの重要性と、ホームページとはこだわりを見える化したものであることをお伝えしてきました。
次は、そのこだわりが上手に相手に伝わった場合、自動的に問い合わせや来店につながるか・・・という点についてふれていきましょう。
実は、ホームページの訪問者に行動を起こさせるには、あと一歩、推しとヒキの一手が必要です。
訪問者が共感を得たり、こだわりをしっかり理解したとしても、行動に起こすには、洋服を見て「いいなー」って思った瞬間に店員さんに「試着できますよ」と声掛けされるような、一手が必要となってくるのです。
ホームページで声がけなんてできないよ・・・と感じられたかた、大丈夫です。
直接声がけをしなくても、ホームページには「動線」という言葉があり、計算しながら最良のタイミングでアクションを起こしてみようかなと思わせる設計が存在します。
わかりやすいのは、「問い合わせボタンの場所」ですが、これは今時あまり効果はないでしょう。
逆に、文章を読んでいる途中で頻繁に問い合わせボタンが出てくると不信感を持ってしまいますよね。
なので、今の時代のフックとなる部分は「ことば」です。
どこでどんな言葉を持ってくるかが、訪問者を後押しする一手となるのです。
それにはターゲットとなるペルソナ設計がしっかりされていることが重要です。なぜなら、訪問者が何を考えていて、どんな言葉をかけられれば動く可能性があるかを知っていなければならないからです。
なんだか難しくなってきたなと感じている方、安心してください。
文章にすると難しいのですが、サービスで人と話すと、きっと自然にできていることだと筆者は考えています。
なので、わかりやすいようにポイントを絞ってご紹介していきましょう!
(1)感情によりそう
ホームページや文章の流れの中で、読んでいる人、見ている人がどのように思ったかを言葉などで表現していきましょう。
例えばこのブログで言えば「きっと読者が難しいと感じただろうな」と思ったところに「難しくなってきたなと感じてた方、安心してください」と書く、などです。
これの効果は、難しいと感じて離脱することを防ぐだけでなく、みんなここは難しいと感じるんだと安心して読み進めることができたり、読み進めた後に、その答えがあるんだと感じることで続けて読もうという気持ちが生まれることなどがあります。
また、そうすることで多少の信頼感も得ていただけるのが嬉しい限りです。
このように、相手の抱いた感情に瞬時によりそうことが非常に後押し手の一手につながるので、ぜひトライしてみてください。
これは人とリアルに話をしている時に、自然と使っている手法なのです。
例えば、先ほどのショップ店員さんの例でいくと、洋服をすすめている店員さんが、話している途中にお客さんの顔が曇った時に「丈が長いと感じていますよね?」と言ったとしましょう。
その顧客が考えいてることに同調すると、相手が信頼や問題の解決を求めてくるような関係になるようなイメージです。
もし間違っていると信頼を損ねることにもなるので、きちんとした組み立てが大切です。
(2)問題を解決する
次に重要なのが、訪問者がかかえている問題を解決できるかどうかです。
これもペルソナからある程度、共通する問題を想定しておくことが大切です。
訪問者はなんらかの問題を解決するために商品を探したり、お店を探したりしています。
そのため、その問題が解決できると思ったら購入や来店することは明確です。
なので、問題全てを解決することができなくても、ある程度解決できるかもしれないという期待値をホームページに載せておくことは大切です。
こちらも例えて紹介するとすると、チョコレートショップのオンラインを運営している場合、オンラインでチョコレートを買うということは、お店では買えないチョコレートを探しているか、お店に行けない事情があると推測されます。
そのため、こだわりを紹介することはもちろん、プレゼントを考えている人にはラッピングの紹介や、自分へのチョコを考えている人には、ショップでは買えないこだわりの部分(例えば健康に留意したチョコであるや、体調別に選べるチョコであるなど)を記載することで、訪問者がなぜオンラインでチョコを買おうとしたかの解決策を提案することもできます。
もしかしたら赤ちゃんを育てている人かもしれませんし、地方に住んでいる人かもしれません。
そういったターゲットを想定し、なぜその商品を探しているかを想定した上で、その問題となっていることに寄り添った解決案を用意しておけばアクションにつながりやすくなるのです。
これらの解決策の前には、かならずペルソナを作るなどして、何を問題と考えているかを推測しておく必要があります。
その推測と答えが合致したときに、購入という形で結果が出るのです。
ホームページとは本来、訪問者にとって解決策を提供してくれるものである必要があるのです。
(1)と(2)を訪問者に提供することができれば、ホームページをとおしてアクションをしてくれる可能性が高まります。
そもそもホームページに人が来ない場合どうすれば良いか
ここまではホームページそのものの見せ方で、お店への集客につなげたり、オンラインショップで購入してもらう方法を紹介してきました。
今、集客がうまくいっていなくても、ホームページの見せ方ひとつで変えられそうだと感じていただければ幸いです。
しかし、どんなにホームページを作り込んでも、ホームページ自体の集客がうまくいっていなければ見えてもらえないので意味がなくなってしまいますよね。
そこで次は、ホームページに人が来ない場合の解決案についてご紹介していきましょう。
ここまで読んでくださった方は、次ご紹介するSNS利用方法についても同じようなやり方になるので、すっと理解してもらいやすいかもしれません。
そう、ホームページの集客方法にはSNSを使うのが効果的でしょう。
SNSなんてもうやってるよー、とお考えの方、最初に記載した「こだわり」「見える化」「感情に寄り添う」「解決策を提案する」を実行していますか?
SNSでも同じことが言えるのです。いえ、SNSこそこれらの集大成と言えるでしょう。
なので、ホームページで集約した全てを、SNSで発信するというのがSNSの上手な使い方です。
まずはプロフィールで自分の事業やサービスがどんなこだわりをもって、どんな人の悩みや課題を解決できるのかを記載しましょう。
そして、SNSのアカウントや投稿のデザイン、投稿写真も統一性を持って、ブランディングを意識していきましょう。
そういった投稿を繰り返すうちに、どんなユーザーが自分のアカウントを見てくれていて、アクションを起こしているかのパターンがでてきます。
そのユーザーと、自身のホームページのテイストや発信内容がピッタリなのか、まったくずれているのかをチェックしてみましょう。
ぴったりであれば、SNSを見たユーザーは自然とホームページへ訪れてくれるはずです。
SNSとホームページ管理者が別々の人で、別々の方向を向いていると集客はうまくいかない場合が多いので気をつけていきたいですよね。
まとめ
今回は集客がうまくいかない時に試してほしいことについてご紹介しました。
「こだわりを上手に見せる」「ホームページでしっかり見える化」「訪問者の感情によりそう」「訪問者の問題を解決する」「SNSでそれらを発信する」
難しいと感じた場合、もしかしたら自社のサービスの良さやこだわりに気づいていない可能性があります。
そういった場合は、第三者に自分のサービスについて知ってもらい、良さ・悪さなど率直な意見を聞くのが解決策です。
もちろんホームページ制作会社に、これらのことを伝え、制作会社から提案をもらうことも一つの手です。
デザインだけをあげてくる制作会社の場合は、これらの相談をしてもうまくいかない場合がありますので、依頼しようとしている制作会社のスタンスを把握し、選択することも大切ですよね。
もちろん、当社へご相談していただくことも大歓迎です。
ぜひ、自分だけのホームページに、本当の良さやこだわりを詰め込んで、訪問者の心を満たすものを作り上げ集客に役立ててくださいね。