ソーシャルスタートアップで共通の問題として出るのが「認知度」です。
新しいサービスを立ち上げるのだから、認知度はなくて当たり前ですよね。しかし認知度がなければサービスを知ってもらう機会もなく、信頼も獲得しにくいです。
今回は、認知度が得られにくいと言われる、ソーシャルスタートアップが、ホームページを使って認知度をあげるために取り組みたいことをご紹介していきます。
見た人が納得、共感してくれると自然と広がる、ストーリーテーリング
ストーリーテーリングといってもピンとこないことが多いかと思いますが、SNSなどでバズっている投稿や記事は、ストーリーテーリングに共感してシェアされたものが多いです。
ストーリーテーリングとは、聞いている相手にストーリーをとおして共感をもってもらいながら情報を伝達し、印象を植え付ける方法です。感動的なストーリーや、社会問題に対する人間味あふれるストーリーなど、さまざまな種類がありますが、読んだ人見た人が共感し、感動することで、SNSなどでひろまりやすくなります。
そうすると、一気に多くの人の目にとまることになるため、認知度のスピードは高まりますよね。
重要なのはストーリーの作成力となります。その方法についてふれていきましょう。
まず、ストーリーテリングには、自社が解決しようとしている社会的課題を明確にして、それを相手に伝える能力が必要です。
最初にやるべきは、問題の背景になっていることの洗い出し、そして問題に対して影響されているものが何か、またそれを解決するために自社がやっていることが何かを順序よく書いていく必要があります。
(必要な素材)
- 問題となっている背景
- それによりどのようなことが影響をおこしているか
- それに対して、自社がどのような取り組みを行なっていくか
これらをピックアップしたら、次は相手に情緒的に訴える方法が必要となります。文章はもちろん、写真、動画など、相手がイメージをもちやすい何かを用意していきます。
最後に、相手が共感したタイミングで行動を起こしやすくする「何か」を設置する必要もあります。人は、共感をしたものがみつかった場合、すぐに何か行動を起こしたくなるものです。
それが「いいね」なのか「シェア」なのか、さまざまな行動はありますが、できれば御社の認知に貢献するような何かを用意することをおすすめします。
ブログやニュースレターを使って、情報の信頼性を積み重ねていく
自社の最新の取り組みや、課題となる社会問題、業界の最新情報を発信し続けることも、信頼性を勝ち取るための大切な手段です。
自社のサービスやプロダクトがどのように社会的課題の解決に貢献しているかを具体的な成功事例を発信するのも良いでしょう。
最新情報に加え、自社の成功事例をわかりやすく紹介することは、ユーザーにとっては価値ある情報です。
常に、この会社の情報を取得したいなと思えるような内容を提供すると、自然とフォロワーも増えていきますよね。
よくみかけるのが、ブログや新着情報はあっても、ほとんど更新されていないケースです。これは信頼性を落とすことになるので、もし更新が難しいようでしたら、これらのコンテンツはホームページから削除しておく方が良いでしょう。
ソーシャルスタートアップは民間事業では解決できない課題を解決することが価値を底上げします。
もしまだ、成功事例がない場合、賛同を得にくい可能性も出てきます。しかし、実績がなければ実績を作りにくいという負のスパイラルにハマってしまうことも多々見受けられます。
まずは実績づくりを優先して、知り合いもしくは、考え方に賛同してくれそうな団体にアプローチし、実績づくりに貢献してもらうと良いでしょう。
実績がなければ選ばれにくいという課題点は、早めに解決をしておくことをおすすめします。
まとめ
ソーシャルスタートアップがホームページを使って認知度を上げるためにやっておきたいことについてふれてみました。
大事なことは、取り組みを知った人、見た人が共感し、応援したいと思ってもらえるようなストーリーを作ることです。
そして、それらを効果的に発信していくことも重要です。
その大きな役割を担うのがホームページです。
ホームページ上での見せ方や伝え方は重要ですが、ついかっこいいホームページを作って、伝えたいことを後回しにしてしまうケースも見られます。
伝えたいことが伝わらないと相手には納得してもらえないので、今一度見直して、ホームページを訪問した人たちが、こちらの伝えたいことを的確に感じ取れるか否かを検証し、常に最新の内容に変更していくことをおすすめします。