あなたの会社の売上、伸び悩んでいませんか？
ECサイト運営やオンラインを活用した事業において、集客や売上アップの壁にぶつかっている・・・そんなお悩みを抱える中小企業のマーケティング担当者の方は多いのではないでしょうか。
ネットマーケティングは、今や事業成長に欠かせない重要な手法です。しかし、“どこから始めればいいのか分からない”、“予算が限られているから不安”という声もよく耳にします。
そこで今回は、中小企業が無理なく実践できるネットマーケティングの基礎から具体的な考え方まで、わかりやすくご紹介します。
この記事を読むことで、ネットマーケティングを活用して売上をアップさせるための実践的な方法がきっと見つかると思いますよ。この機会に、競合との差別化を図り、ネットで事業の成功を達成させましょう！
ネットマーケティングとは？まずは基礎知識を抑えよう
ネットマーケティングとは、オンライン上で行うマーケティング活動全般を指します。SEO、SNS広告、コンテンツマーケティング、メールマーケティングなど、多岐にわたる手法があります。
初心者も安心 用語解説
- SEO（検索エンジン最適化）: Googleなどの検索で上位表示を目指す施策。お金をかけずにサイトを上位に表示させます。
- リスティング広告: 検索結果ページに表示される広告。広告費がかかってきます。
- コンテンツマーケティング: 顧客に役立つ情報を提供し、購買意欲を高める手法。SEOで上位に上げる際にも重要です。
- SNSマーケティング: InstagramやTwitterなどのSNSを活用した集客活動。SNS広告もここに該当します。
これらの手法を正しく理解し、自社に合ったものを選ぶことが第一歩です。
中小企業に最適なネットマーケティング手法はどれか？
中小企業が限られたリソースで効果的に取り組むには、次の手法がおすすめです。細かくポイントをご紹介しますので、自社が一番取り入れられそうなものを選んで実践していくのが良いですよ！
❶ SEO—検索結果からの自然流入を増やす
- ターゲットキーワードを選定する: 自社商品やサービスに関連する簡単なキーワードを決めます。例えば、地域名と商品名を組み合わせた「神戸 カフェ」や「横浜 雑貨」など。
ただ、競合が強すぎるキーワードを狙うと全く上位に表示されず、途中で嫌になってしまう担当者の方が非常に多いです。
狙うべきキーワードは、競合が弱く、ある程度検索されているキーワードであって、自社の売りたいサービスと関連しているキーワードになります。
キーワードの出し方が最も難しいとも言われていて、間違ったキーワードを選んでしまうと後々どんなに記事を書いても全く表示されないといった事態にもなりかねないのも事実です。もしどんなキーワードを出せば良いのかお悩みの方は、キーワードやコンテンツ案だけをお出しするサービスもあるので、ぜひ調べてみたり、当社にお問い合わせいただければと思います。 - キーワードを含む記事を作成: 商品やサービスの紹介記事を書き、タイトルや本文中に選定したキーワードを適切に盛り込みましょう。記事の中にたくさん狙いたいキーワードを盛り込めばよいという考え方は随分昔のSEO対策の考えです。
今は、上位に上げたいキーワードに対して、どれだけ内容がマッチしているのか、本当に読み手が欲しいと思っている情報を出せているのか？が上位に上げるコツです。
ぜひ、キーワードをたくさん使うだけの記事作成はさけて、喜ばれる記事作成を心がけてみてください。そうすれば結果は必ずついてきますよ！ - 無料ツールを活用: Google Search ConsoleやGoogle Analyticsを使って、自社サイトのパフォーマンスを定期的に確認します。
記事を書いて終わりだと、いくら書いても何が悪いのか？何が良かったのかがわからないままです。そのような記事量産の方法はとても効率が悪く、リソースだけがもっていかれて成果に結びつきにくいです。
Google Search ConsoleもGoogle Analyticsも無料で使えるので、ホームページに設置して、簡単に見えるところだけ押さえておくと、あとは一日5分程度で結果を見ることができますよ。もし最初の段階でつまづいてしまっている時は、そこだけ制作会社に聞くなどして解決しておきましょう。
お困りのことは、当社にも気軽にお問い合わせください。
そこをおさえておけば、あとは実践あるのみです。
❷SNS—手軽にブランド認知を広げる
- InstagramやFacebookへ投稿: 商品やサービスを写真や動画で魅力的に紹介します。その際にはコツがあり、 投稿に統一感を出すために、テーマカラーやスタイルを統一するのがポイントです。
また、投稿の最初の1秒で目を引く動画や写真を用意し、スクロールを止める効果を狙うのも効果的です。最初の方に使う写真とコメントに力をそそぎ、クリックは視聴を促すことで、みてもらえる人も増え、表示回数が増えてくるので、そうすると自然と投稿の露出も増えてくることになります。
投稿の露出が増えないと、数をたくさん投稿しても、みてもらえるチャンスが10回未満になってしまったり、投稿の回数に見合った成果が得られないことがあるので気をつけていきましょう！ - 定期的な投稿で継続的に情報発信: 投稿スケジュールを作り、週1回以上の頻度で情報を発信しましょう。はじめのうちは、投稿回数を増やすことがポイントです。とくに投稿時間はターゲット層がアクティブになる時間帯を狙いましょう。自社のターゲットが何曜日の何時くらいにSNSを見る可能性が高いかを把握しておくと良いでしょう。
- ハッシュタグを活用: 「#地域名」「#商品カテゴリ」などのハッシュタグを付けることで、より多くのユーザーに見てもらえるようにします。ハッシュタグは重要で、想像しにくい場合はChatGPTなどを利用すると、多くのハッシュタグを提案してれるので、非常に便利ですよ。
❸リスティング広告—少額から始める効果的な集客
- 広告費用を設定: 初心者の場合、月額1万円程度の少額から始めるのがおすすめです。ただ、競合がたくさん広告を出している場合や、１件あたりの売り上げが大きい商材を取り扱っている場合は、10万円以上の広告費をかけられるのが理想です。
なぜなら、広告費は競合との落札制なので、他社が50万円広告費を出しているのに、自社が1万円だと、なかなか同じ列で広告を出すことが難しくなります。
そんなに広告費をかけたくない！という場合は、競合が使わないようなニッチなキーワードで出すと良いでしょう。ニッチなキーワードを見つけ出すことも、リスティング広告の勝ちパターンになります。 - 広告文をシンプルにする: 自社の強みや魅力を短くわかりやすく表現します。しかし、自社の強みを一言で明確に伝えられるキャッチコピーを作るのは意外と難しいものです。なので、複数の広告文を作って、どの広告がクリックされやすいのか？などをみながら、随時変更していくのが一番良いでしょう。
- ターゲット地域を絞る: 配信エリアを限定することで、無駄な費用を抑えつつ効率よく集客できます。
❹メールマーケティング—リピーターを増やす施策
- 顧客リストを作成: 購入履歴や問い合わせを元に、メールリストを作っておきます。 無料プレゼント（例: クーポンコード）を用意し、メルマガ登録を促進するとリストが増えるのでメールマーケティングがしやすくなります。
またメールリストはリスティング広告などでも利用ができるので、ためておくとネットマーケティングに大きく貢献してくれます。現在はメールリストを利用してAIが顧客の行動を分析し、最適な広告出稿などをしてくれる時代です。メールマーケティングの一環としてメールリストを作成し、ためていく方法を常に実践しておきましょう！ - 定期的なニュースレターを配信: 新商品やイベント情報、特典情報を送信しましょう。開封率を確認し、どのようなメールが開封されやすかとチェックします。この時に気をつけておきたいのが、読んでいないのに開封されている場合が多いことです。メール送信後のリアルな反応なども考慮して、現実的な数字を追いかけることをおすすめします。
- パーソナライズされた内容: 顧客の名前を入れたり、購入履歴に基づいた提案を行います。一人一人欲しい情報が違ってくるので、みんな同じ内容で送ることはあまり推奨できません。顧客リストを段階にわけて、それぞれ違うメールを送ると良いでしょう。例えばECサイトであれば、初回購入者、定期購入者、2回購入して終了している休眠顧客などにわけて、内容を変えて送ると良いでしょう。
ネットマーケティングにおいて効果測定は重要。KPIをたててROIを意識しよう
ネットマーケティングを成功させるには、効果測定が欠かせません。その際に出てくるのがROIとKPIです。
ROIとは何か？
ROI（投資対効果）は、ネットでのマーケティング施策がどれだけ利益を生み出したかを測る指標です。計算式は以下の通りです：
ROI = (利益 - コスト) ÷ コスト × 100例えば、広告費用が10万円で、それによって得られた利益が30万円なら、ROIは200%となります。つまり、投資額の2倍のリターンを得たことになります。これは大成功ですよね。
KPIとは何か？
KPI（重要業績評価指標）は、ROIを達成するための中間目標です。例えば、「ウェブサイト訪問者数を月1000人増やす」や「メール開封率を20%にする」などの具体的な指標がKPIに当たります。いきなりROIを達成しようとすると、よくわからない状態になりますよね。ですのでROIを達成するために、まず何を改善すれば良いかを考えるのが大切です。
これらを設定することで、最終的な成果（売上アップなど）につながる過程を具体化しやすくなります。
初心者でも簡単！効果測定を簡単に始めるステップ
- 目標を設定する
売上をどれだけ上げたいかや、クリック数など、具体的で達成可能な数値目標を設定。 - ツールを導入する
Google Analyticsなど、訪問者数、滞在時間、離脱率などを把握できるツールを入れましょう。 - 結果を記録する
データをExcelやGoogleスプレッドシートにまとめ、月ごとに進捗をチェックする流れを作りましょう。 - 改善点を見つける
離脱率が高いページを特定し、情報量を増やす、画像を改善するなど目標を達成するために何をやるべきかを見つけましょう。
改善点の出し方がわからない方は、まずはABテストやヒートマップツールを使うと初心者でも簡単に改善点がみつかります。
ABテストとは、広告を出すときに２種類の訴求を用意して、どちらが反応が良いかなどを見るテストです。広告文やデザイン、訴求内容など、ひとつひとつ最適なものを見つけていく時に使う手法になります。
ヒートマップツールは、サイトに埋め込むことでホームページを見ているユーザーが最も見ている箇所はどこか、全く見ていない場所はどこかなど、色で見分けることができます。
ページの最後まで誰も見ていないなどもわかるので、内容を見直したり、ボタンの配置を改善したりすることができます。
小さな成功から積み重ねていけば、ネットマーケティングの感覚が身についてきます！
1か月間、SNS広告に1万円を投資し、クリック数と売上を比較してみましょう。その結果、1クリックあたりの費用が50円、売上が5万円となれば「成功」と判断するなど、成功の基準を設けて、そこに向かって色々試し見てましょう。
自分のやったことが目に見えて数字で出てくるのが、ネットマーケティングの面白さです。
何をやったらどうなるかを繰り返すことで、誰でもネットマーケティングのコツを掴むことができます。
一度試してみて、どうしても行き詰まったときはプロに相談して問題をひとつずつ解決していくと、きっと今より売り上げや成果が出てくるはずですよ。
まとめ
ネットマーケティングは、情報が多く初心者にはハードルが高いように思えます。しかし、正しい知識と戦略があれば、限られたリソースでも十分成果を上げることが可能です。
この記事でご紹介した手法や考え方を参考に、まずは一歩を踏み出してみましょう。そして、成果が得られた際には、次のステップとして新しいことにチャレンジしてみたり、プロに相談することで、さらに効率的なマーケティング活動を実現できます。
今回の内容を読んで、もし疑問に思ったことや難しく感じたことがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。