Webプロモーションの目的と成功への道のり

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Webプロモーションを導入したいが、何から始めるべきかわからないマーケティング担当者の方はとても多いです。

市場は常に変化し、消費者の購買行動も多様化しています。これまでの販促手法が通用しにくくなり、Webプロモーションの重要性がますます高まっています。

今回は、 Webプロモーションの目的と、最適な手法、そのやり方などを具体的に紹介していきます。

Webプロモーションを使って、ビジネスを本格的に成功に導きたいとお考えの方は、ぜひ最後までお付き合いくださね。

Webプロモーションの目的の種類

Webプロモーションを導入する際に、明確な目的を設定することが成功のカギとなります。主な目的として、以下のようなものが挙げられます。

  1. 認知度向上
    ブランドや商品・サービスの知名度を高め、新規顧客を獲得します。SNS広告やSEOを活用し、より多くの人に情報を届けることで問い合わせ数や購入数を飛躍的に伸ばすことができます。問い合わせを重視するというよりは、いかに多くのひとに知ってもらうかを考えることが、認知度向上です。
  2. 集客・リード獲得
    問い合わせや購入につながりそうな人をWEBサイトによぶことで購入率を上げることです。コンテンツマーケティングやSNS運用を活用することが多く、認知度向上に近いものの、問い合わせしやすい人を狙って運用することが重要となってきます。
  3. 販売促進・コンバージョン向上
    Web広告やECサイトのプロモーションで売上を拡大します。認知度や集客というよりは、完全に問い合わせを狙ったものです。多くの人に知ってもらうというよりも、確実に購入に至りそうな層に対してアプローチするものが多いです。
  4. ブランディング・競争優位性の確立
    自社の価値を強調し、競合との差別化を図ります。即問い合わせに結びつける施策というよりは、長い目で見て問い合わせになりそうな層に、アプローチを繰り返し購入に至る、もしくはすでに購入に至っているユーザーに対しても、あらためて自社の良さや思いをしってもらうという意味がでてきます。

これら4つの目的は、それぞれわけて対策を行う必要があります。
なぜならターゲットが微妙に違ってくるからです。認知を広げる層と、問合せにつながる層は必ずしも全く同じというわけではありません。

たとえば、あなたがスーパーで夕飯を買おうと思っている時に、その夕飯に使う材料が特売であれば確実に購入するでしょう。
これは、何を購入したいかを想定して、それを安く売るという最も早く効果のでるプロモーションの成果です。
しかし長い目で見た時に、夕飯の材料が常に安い時にしか購入しないお客さんを追い続けるよりは、どんな商品であっても、そのお店を使いやすいという理由で足を運んでくれるお客さんを探す方が、最終的に利益率は良いですよね。

それは、その場ですぐ購入にいたらない認知拡大(もしくはブランディング)で、そういうお客さんを探していく必要があります。

つまり、認知と即購入してくれるお客さんは、それぞれ違うプロモーションでアプローチし、同時に得ていきたいターゲットということになるのです。

デザイン

Webプロモーションに必要なスキルについて

Webプロモーションの目的に種類があると知っていただいたところで、実はWebプロモーションを成功させるには、以下のスキルが求められます。スキルがなくても外注するなど何らかの対策が打てるので、どのようなスキルがあるかだけでもチェックしてくださいね。

Google Analyticsやサーチコンソールの活用
訪問者の動向を分析し、流入経路やコンバージョンの改善点を把握できるツールです。無料でGoogleアカウントがあれば誰でも解説ができます。ホームページ制作会社にあらかじめホームページ制作時に設置しておいてもらうと非常に便利です。

これらのツールは、訪問者の動向を分析し、流入経路やコンバージョンの改善点を把訪問者の動向を分析し、流入経路やコンバージョンの改善点を把握できるものです。
プロモーションを行なったあとで、どのような成果が出たかを知るために必要なツールと言えるでしょう。

コンテンツ制作スキル
Webプロモーションには、使用するコンテンツが複数ありますが、ホームページを上位にもっていくためのSEO対策の場合は、キーワード選定から構成作成、記事執筆までをも行います。
ユーチューブやインスタグラムの動画などでプロモーションを行いたい場合は、動画制作スキルが必要です。

バナー広告などを出す場合は、ビジュアルを作成する技術が必要になってきます。
つまり、ものを作り出す技術がコンテンツ制作スキルが必要となります。

広告運用スキル
オンラインでの広告運用には、Google広告、Yahoo!リスティング広告、SNS広告などがあります。
それぞれ特徴があって、ターゲットに最適なものを選び運用するのがベストです。

ただし、タグの設定やアカウントの作成など専門的な知識が必要なので、外注や社内でできる人をたてて行うのが良いでしょう。

効果測定
Webプロモーションは実施して終わりではなく、効果を測定しながら継続的に改善することが重要です。サイト訪問数、コンバージョン率、SNSフォロワー数の増減を確認したり、どういったページや記事が読まれやすく、どのような内容が離脱しやすいかなどを調べます。

GoogleAnalyticsやサーチコンソールを見て、数字を読み取り、次回の対策をどうしていけば良いかを考えられる能力が必要なのです。
広告クリエイティブやランディングページを複数作ってABテストを行ってみたり、最適なキャッチコピーやビジュアルを導き出していくのも手法のひとつです。

Webプロモーションの目的の立て方

ここからは、Webプロモーションを実施する前にやっていただきたい内容をお話ししていきます。
まずWebプロモーションでは、目的を明確にすることが重要です。目的が曖昧なままだと、施策の方向性が定まらず、無駄なコストや時間を費やしてしまいます。

目的を明確にするために以下のステップを一緒にすすめていきましょう。

  1. SMARTの法則を活用する
    • Specific(具体的):何を達成したいのか明確にする。
    • Measurable(測定可能):達成度を測定できるKPIを設定する。
    • Achievable(達成可能):実現可能な目標を設定する。
    • Relevant(関連性がある):企業のビジネス目標と一致しているか確認する。
    • Time-bound(期限がある):達成期限を設ける。
  2. 目的別の施策例を考える
    • 認知度向上 → SNSマーケティング、SEO、インフルエンサーマーケティング
    • リード獲得 → Web広告、リターゲティング広告
    • 販売促進 → LP最適化、メールマーケティング、限定キャンペーン
    • ブランド構築 → ストーリーテリング、動画マーケティング、UGC活用
  3. KPI(重要業績指標)を設定する
    • Webサイト訪問数(セッション数)
    • コンバージョン率(問い合わせ・購入率)
    • SNSのフォロワー数、エンゲージメント率
    • 広告のCTR(クリック率)、ROAS(広告費用対効果)

KPIの設定の仕方については、こちらも参考にしてくださいね。

KPIを確認するためにも、Analyticsやサーチコンソールは入れるようにしてください。
(Analyticsやサーチコンソールの入れ方がわからない場合は、お気軽にお問い合わせください)

Webプロモーション達成のプロセス

Webプロモーションの目的をたてたら、実際に実行してみましょう。段階としては、競合などを分析し、実際にプロモーションを実行します。その後、効果測定で実行した方法が合っているかを確認するという順序です。

企画フェーズ

①ターゲットユーザーの分析(ペルソナ設定、購買行動分析)
②競合分析(競合企業のWebプロモーション手法を調査)
③施策の優先順位を決定(予算・リソースを考慮)

実行フェーズ

①コンテンツ制作(SEO記事、広告バナー、動画)
②配信(SNS投稿、メールマーケティング、広告運用)
③インフルエンサーとのコラボレーション

主に、コンテンツ制作力が必要になってきます。

効果測定・改善フェーズ

①Google Analyticsやサーチコンソールを活用したデータ分析
②A/Bテストの実施(広告クリエイティブ、LPデザイン)
③PDCAサイクルを回し、改善策を講じる

これらのフェーズの中で、自分でできるものと、できないので外注するものと分けてみると良いでしょう。
企画フェーズはなんとかなりそうだけれど、実行フェーズが難しいかも・・・という方は多いかもしれないですね。

また、企画・実行までは行えるけれど、効果測定や改善がうまくいかず、いまいち効果がでにくいままWebプロモーションを続けているという会社も多いでしょう。この3つのフェーズをやることで成果がでやすくなりますので、わからない部分はお気軽にお問い合わせください。

まとめ

今回では、Webプロモーションの目的設定から、実施プロセス、必要なスキル、効果測定までを詳しくご紹介しました。

まずは、自社の課題に合わせた目標を設定し、少しずつ施策を実行していきましょう。正しいプロセスを踏めば、Webプロモーションは必ず成果につながりますよ!