最新の販売促進アイデアで、売上を劇的に伸ばす方法

マーケティング

最近の販促施策がうまくいかない・・・。競合に勝てる新しい販売促進の方法を知りたい!

もし、あなたが中小企業のマーケティングマネージャーで、新しい販促手法を模索しているなら、ぜひ知って欲しいことがたくさんあります。市場は常に変化し、消費者の購買行動も多様化しています。これまで効果的だった施策が通用しなくなってきたと感じていませんか?

今回は、 低コストで実施可能な、最新の販売促進アイデアを具体的に紹介し、あなたの企業の売上に貢献できればと思います。
ぜひ最後までお付き合いくださいね。

新しい販売促進アイデアを知らなければ、売上は伸びにくい

現在のマーケットは、ちょっとした施策では効果が出にくくなってきています。
昔までは、広告をうてば問い合わせが来るなど、何かしらの反応がありました。しかし今は、なかなか成果が出ないと感じませんか?まずはその理由を知っておきましょう。

  1. 市場の飽和と競争の激化 どの業界でも競争が激しくなっており、差別化が難しくなっています。同じような商品が数多く販売されているため、価格競争に陥りがちです。さまざまな人が起業しやすくなり、副業などで安く早く仕事をできるケースも増え、業種によっては消費者自体が競合になっているところもあります。
    競合が増え、しかも広告手法が増えたことで、競争の激化がおこっているのだと思われます。
  2. 消費者の価値観の変化 昨今の消費者は、価格や品質だけでなく、企業の理念やブランドストーリーにも注目するようになっています。企業は単なる「モノ売り」ではなく、「価値売り」をしなければなりません。
    そこに気づかないと、国外の会社に共感したり、本当の良さに気づいてもらえなかったりします。これらを打ち出せるプロモーション力を身につけましょう。
  3. デジタルシフトの加速 SNSの普及やEC市場の拡大により、オンラインでの販売促進が不可欠になっています。しかし、これまでオフライン施策が中心だった企業は、デジタルマーケティングに対する知識が不足し、十分な効果を出せていないケースが多いです。
    お店に出向いたり、ウインドウショッピングをする人しかターゲットになっていない状態は、オンラインで買い物をする人をほとんど取りこぼしていることなります。
    ただ、ホームページをもっている・・・だけではなく、それを活かした施策を取り入れていきましょう。
  4. 販促手法のマンネリ化 これまでの成功パターンが通用しなくなり、新しい施策を模索する企業が増えています。しかし、どの施策が最適なのかを判断するのが難しいのが現状です。

こうした状況を打破するためには、

POINT1 新しい販売促進アイデアを取り入れること

POINT2 デジタルとオフラインを融合させた戦略を考えること

POINT3 データを活用し、より効果的な施策を選定すること

POINT3は、非常に重要でさまざまな広告やツールでデータ活用が推奨されています。そのためにも、顧客データや感想、口コミなどといったデータを取得していく手法も模索しておきましょう。

SNSマーケティング

最新の販売促進アイデアをご紹介

SNSマーケティングの活用

SNSは今や消費者と直接つながる最も有力なチャネルの一つです。特に、InstagramやTikTokを活用することで、従来の広告よりも低コストで高い効果を得られる可能性があります。

Instagramで毎回投稿するのが困難だと感じられるからも多いと思います。ご予算にゆとりがあるようでしたら、専門家に依頼することでコツを知ることができるので、頭打ちになっている場合は相談することも大切です。

今回は、すでに投稿はおこなっているという方に向けて、プラスアルファの施策としてご紹介していきます。

インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングは、SNS上で影響力のある人物に自社の商品やサービスを紹介してもらう手法です。消費者は企業の広告よりも、実際に使った人の意見を信じやすいため、高いコンバージョン率を期待できます。

①ターゲットの選定
自社のターゲット層と近しいインフルエンサーを見つける。フォロワー数だけでなく、エンゲージメント率(いいね・コメント数)もチェック。フォロワーが多くても、反応の少ない記事を出している人は省くのが成功の鍵。

②コンタクトをとる
インフルエンサーにDMやメールでコンタクトし、商品の提供や報酬を提案する。案件の目的や期待する条件を明確に伝える。

③コンテンツの作成
インフルエンサー自身の言葉で商品の魅力を伝えてもらい、ユーザーの共感を得る投稿を作成。
成功のポイントは、紹介してもらう商品の良さをしっかり伝えること。それがインフルエンサーが思わず発信したくなるような興味をひくものであること。です。

コンテンツの魅力が、結果を左右すると言ってもよいですが、インフルエンサー任せにせずに、効果が出るようにできる限りの情報を提供しましょう。

影響力が大きすぎるインフルエンサーよりも、フォロワー数1万~5万人程度の「マイクロインフルエンサー」を活用すると、親密なフォロワーとの関係性があり、コンバージョンが高くなる傾向がありますよ。

UGC(ユーザー生成コンテンツ)の活用
UGCとは、企業が作成した広告やコンテンツではなく、一般のユーザーが自主的に作成したコンテンツのことを指します。

例えば、SNSでのレビュー投稿、ハッシュタグ付きの写真、口コミ動画などがさします。UGCは信頼性が高く、他の消費者の購買意欲を刺激する強力なマーケティングツールとなります。
ただ、これをユーザーが自主的に書いてくれるようにもっていくのが難しく、その方法を考えて実行できれば、非常に有益な成果に結びつけられると考えても良いでしょう。

①ハッシュタグキャンペーンを企画し、顧客に商品を投稿してもらう。
②「#○○チャレンジ」などのキャンペーンを開催。
③投稿者の中から優秀作品を選び、プレゼントや割引を提供。
④顧客の投稿を公式アカウントでシェアし、認知度を拡大。

参加することでどんなメリットが得られるかを明確にすることがポイントです。
また、難しいものではなく手軽に参加できることも重要です。

ここで獲得した感想などは、その後もホームページに載せるなど、二次利用を明確にしておくと、さまざまなツールで使えて良いでしょう。

OMO(オンラインとオフラインの融合)戦略

OMO(Online Merges with Offline)は、オンラインとオフラインを融合させたマーケティング戦略です。デジタルとリアルを組み合わせることで、顧客の利便性を高め、購買促進につなげることができます。ここでは、初心者でもすぐに取り組める具体的な施策を紹介します。

店頭でQRコードをとおしてオンラインサイトへ誘導する

①商品パッケージや店頭POPにQRコードを設置する。
②QRコードを読み取ると、オンラインで商品の詳細情報や使用方法が表示される。
③その場でレビューや口コミが書けるなどして、商品の感想を簡単に取得したり、オンラインで商品を売る際に重要な口コミを獲得することができる。

QRコードを読み込んで口コミを記入してくださったお客様には、その場で割引するなど、口コミやサイトへの誘導を強化するための施策をプラスすると良いでしょう。

ECサイトと実店舗の連携で店舗での売り上げも上げる(ネット注文→店頭受け取り)

①ECサイトで注文した商品を、実店舗で受け取れるサービスを提供する。
②受け取り時に追加購入を行うと、1000円オフなどの特典を設ける。
③受け取り時に「試供品プレゼント」などの特典を付与し、来店のメリットを作る。

店舗スタッフと連携し、注文者の好みに合った商品を提案できるようにすると、店舗にせっかく足を運んだからと追加購入の可能性を高めることができます。

まとめ

今回ご紹介したものは、一見ハードルが高いようにも感じますが、今まで慣れ親しんできたマーケティング手法と違うためにそう感じるだけで、小さなお店であっても十分に取り組むことができる内容です。

ターゲット層に合ったインフルエンサー選びも、つい専門家の方が詳しいと思ってしまうかもしれませんが、実際に自分が良いなと感じる瞬間などを意識してみると、どんな投稿にどんなユーザーが集まってくるか自然と見えてきたりもします。

UGCも、ユーザーが自然に発信できるキャンペーンをはじめから成功させようとは思わず、いろいろ試して自社独自の成功を積みかさねることをお勧めします。

特に中小企業では、コストを抑えながら実施できる施策を取り入れることが成功の鍵となりますので、難しくてわからないから代理店に丸投げしようと考えずに、一度自分で試してみて、どんな傾向があるかを掴んでみるのも良いかもしれません。

まずは、これらの方法のうち1つを選び、小規模でも実践してみてください。少しずつ改善を重ねながら、売上アップを目指しましょう!