外構(エクステリア)のホームページ制作で一番多いお悩みは、その技術力の高さをどう見せるか・・・です。
たいていの方は、ビフォーアフターで表現されますが、ホームページ全体の見せ方や、こだわりの部分を、いかにわかってもらい見やすくするかは非常に難しいです。
その理由は、「技術をネット上で見せることが困難だから」です。しかし、デザイン性にこだわることで、その課題をクリアすることは可能です。
今回は、マーケティングとデザイン制作の両方の実績をもつ筆者が、どのような見せ方をすれば「技術」を視覚的にわかるように見せられるかについてご紹介いたします。
外構など、デザイン性の高いお仕事をされている方なら、きっとご理解いただけるはずです!
では早速いってみましょう。
外構のホームページで重要なのはTOPの世界観の演出
外構(エクステリア)の依頼を考えているお客様が、業者さんを選ぶときに重要視しているものは、「理想的なお庭にしてもらえるかどうか」ですよね。
しかし、そこには、お客様自身がもつ理想やイメージ、修繕しようとしている場所の状態、ご予算など、複数の要素が絡み合ってきます。
それらは打ち合わせをして初めて決まっていくものですが、まず最初にホームページを訪れて直感的に感じてもらいたいことといえば、「素敵な空間を作ってくれる!」という、感覚なのではないでしょうか。
では、その直感的な感覚を最短で表現する方法は何かというと、ホームページのTOPページになります。
つまり、外構のお仕事ほどホームページのTOPページが重要視される業種はないでしょう。
デザインされた空間に入ったときに「素敵だな」と一瞬で思わせる技術力を、ホームページという平面な世界で再現することは非常に困難です。
しかし、同じような空間をデザインすることはできなくても、工事をされる方が重要視されている世界観やこだわりを意識したホームページを作ることは可能です。
そのため、まず最初に、ホームページ制作を依頼する前に、自社のデザインのコンセプトや重要視していることをまとめておくことをおすすめします。
お庭など空間に入れば表現できるものが、平面になったときにその表現力を大きく失ってしまうため、コンセプトなどを意識的に設置することは非常に重要になってきます。
外構のホームページを制作会社に依頼する際に用意しておきたいもの
(1)素材
複数の写真、実績、動画などです。特にホームページのメインで使いたい写真か動画は、解像度の高いものを用意すると良いでしょう。
パソコンでホームページを見た場合、メイン画像は横に長い場合がほとんです。
そのため、ホームページ用に横長の写真を用意しておくことをおすすめします。
これらの素材でホームページのデザインの多くが決定するといっても過言ではありません。
なぜなら、外構のホームページで使われる素材は、素材集などは使えず、ほぼ提供した写真のみになってしまうからです。
WEBデザイナーは、提供された写真の中から、もっともメイン画像にピッタリと感じるものを使用しますが、その写真の持っているイメージや色合いを意識しながら全体のデザインを考えていきます。
メイン画像の写真がホームページに与える影響は非常に大きいのでしっかり準備をしておきたいものです。
(2)デザイン要望
色使い、フォントスタイル、ロゴなど希望があれば先に提出します。
好みのホームページの例などを前もって伝えておくと、希望に近いものが上がってきやすくなります。
(3)ホームページを作る、リニューアルする目的
ホームページの目的によって、制作側はどのような配置にするか、コンテンツを揃えるかを大きく変更します。
なぜ、ホームページが必要で、どう使っていきたいのかは、しっかり考えておくとスムーズです。
ホームページ上での実績の見せ方でお客様の印象は180度変わる
次に重要なのが、ホームページ上で見せる外構の実績です。
実績は、外構を依頼したいと考えているお客様が唯一、自分のイメージがどの程度再現されているかをリアルに知ることができる場所です。
そのため、綺麗な写真をただ載せるだけでなく、お客様のどんな悩みに対して、どういうふうに解決をしたかというプロセスも踏まえて見せてあげると、とてもわかりやすく、すっと頭に入ってきます。
また、依頼内容も、お庭なのか、門なのか、ガレージなのかなど、場所によって全く違うため、場所単位で紹介していくととてもわかりやすいですよね。
少しわかりにくいのですが、実績とともに載せると効果的なのが「思いやり」です。
施工していく中で、例えば雨が当たる場所や、ゴミ出しをして汚れやすい場所など、生活の中で工夫をしないと汚れたり使いにくい部分が出てくると思います。
お客様自身は、そこまで考えてなくても、施工する側は、素材を汚れにくいものにしたり、雨があたる場所には特別なデザインにしたりと、その場その場で工夫をされていると思います。
そういった、設計のときによりよくするために行ったものも、実績とともにご紹介することで、非常に好感度があがり、センスと技術と知識をかんじることができますので、ぜひ実績ごとにご紹介をしていくのが良いと思います。
SEOを考えるなら実績紹介だけでなく、豆知識を載せる
ブログ機能などを追加してホームページを作る方も大変多いので、ここからはそのブログでぜひとも載せてほしい内容についてご紹介していきましょう。
ブログは多くの人に情報を発信できる場ですが、同時にSEOを考えて作成するのが有効的です。
例えば、実績を毎回紹介していくこともできますが、実績紹介だと、そこに使われているキーワードはあまり検索されないものが多いですよね。
もし、お客様になりえる人が、外構業者に依頼を考えていて検索するとしたら「外構 依頼 業者」などかもしれません。しかし、それ以前にもっと前の段階で検索している場合「庭 整備 大変」など、悩みややりたいことについて検索していることが多々あります。
ブログでは、こういった「今すぐ問い合わせしないけれど、いずれするかも・・・」といった層を狙って作っていくのが効果的です。
そのため、普段お客様となり得る人たちが、どのようなことに悩み、どのようなキーワードで検索しているかを把握しておくことが大切です。
そして、そのキーワードの解決策となるような内容のブログを書くことで、ホームページへの流入も増えやすくなり、問い合わせをする前に信頼を勝ち取ることが容易になるのです。
外構を専門としている人からすれば、なんてことはない問題や解決案も、一般の人からすると想像もつかない素晴らしい知識である事の方が大きいです。
それらを積極的に発信していくと、利便性の高い信頼できるホームページとなり、SEOでも順位が上がりやすくなります。
まとめ
今回は外構のホームページについていくつかご紹介してみました。
メインで使う写真の重要性や、ホームページ全体から醸し出す世界観、こだわり。
実績での思いやりや見せ方など、幅広くお伝えをしてみましたが、きちんとした制作会社に依頼すると、それらは最低基準として提案もしくは実施してくれます。
いくつかに見積もりをとる場合は、そういった提案もしてくれるかも視野に入れて会社を探すことができれば安心ですよね。